見出し画像

【ボクシング】日本勢に強力ライバル出現。7戦目コヤーソがジェルサレムを棄権に追い込む

☆5月27日(日本時間28日)/アメリカ・カリフォルニア州インディオ/ファンタジー・スプリングス・カジノ
◇Golden Boy、ミゲール・コット・プロモーション
WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦
○オスカル・コヤーソ(プエルトリコ)1位
●メルビン・ジェルサレム(フィリピン)チャンピオン
TKO7回終了

 ミニマム級王座制覇を目指す重岡兄弟に強力なライバル登場──。1月に谷口将隆(ワタナベ)から王座を奪ったジェルサレムを、徹底したボディ攻めで攻略したコヤーソはわずか7戦の26歳。技術と戦術に長けたサウスポーだ。

 好スタートを切ったのはジェルサレムだった。谷口戦でも見せたように、サウスポー相手にも左ジャブを内外と滑り込ませる技があり、これでリズムを築いたところで右ストレートを真っ直ぐに打ちこむ。ジャブ、そして敢えて大きく振る左フックがあるからこそ、続けて放つ右がまた生きる。左ストレートをボディに打ち込みたいコヤーソは、この右の脅威に晒されて思うような攻撃をできない。そればかりか、右を再三直撃されて、2ラウンドには早くも左目下を腫らしてしまった。

ここから先は

882字

¥ 100

ボクシングの取材活動に使わせていただきます。ご協力、よろしくお願いいたします。