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【雑談】小説を書けなかったGW

お久しぶりです。
しばらくの間、創作から遠ざかっていました。というのも、秋の文学賞に向けて小説を書いていたのですが、話が膨らまなかったんですね。一応簡単なプロットを立てて書き始めたのですが、それでも「この小説のどこがおもしろいのだろうか……」と作者自身が疑問に思ってしまい、没に。それからというもの、創作のアイデアが降りてこず。その間、創作の書き方を解説している本とか読んだりして、初心に戻ってやり直そうと思っていました。

しかし。GWに、近所のモールで倒れてしまい、それから実家に一週間くらい療養することになりました。精神的な面でエネルギーが枯渇していたようです。

実家に療養している間、執筆道具はないし、そもそも書く気力も発想力もないので、狭い部屋でゴロゴロしていました。食っては寝、食っては寝……この繰り返し。幸い、実家とひとり暮らし先が近いので、元気になりかけた頃に本を1冊ずつ持ってきて、実家でそれを読んでいました。読んだ本は、金井美恵子の「お勝手太平記」、川上弘美「三度目の恋」など。久しぶりに日本文学を読みましたが、なかなかよかったですね。金井美恵子さんのは、エッセイかなと思っていましたが、書簡形式の小説だったみたいで。毒みのあるユーモアに笑わせられました。

余談ですが、それ以前に読んでいたのは、イアン・マキューアンとハン・ガン。よく「天才だ!!」と感じる作品を見て、「こんなの書けないよ……」絶望してしまう作家志望の人たちがいますが、そういう気分でした。こんなの書けないよ。レベルが高すぎる……。とくに刺さったのが、イアン・マキューアン「恋するアダム」、ハン・ガン「ギリシャ語の時間」です。

読書の話は置いとき。もう少し回復してきたら、iPhoneの日記アプリで小説を書いたりしていました。YouTubeで作家さんが、「書けないときは手軽にできるスマホが最強です」ということを言っていたので、試していました。確かに書けました。結末はいまいちだったけど……。

今さっき考えてみたんですが、小説を書けない=アイデアがない、とかではなく、小説を書けない=小説を書くというハードルを高くしている(自分で)のではないかと。たとえば、iPhoneでは書ける(質はどうであれ)のなら、普段も着手しやすい環境下におけば書いていけるのでは? こう仮説を立てています。

具体的には、時間にこだわらないこと。たとえば、わたしは夕方や夜に小説を書くことが多いのですが、午前や隙間時間には書かないんですね。それを、「夕方や夜に書く」と決めずに、ほかの時間にも小説に触ることをする。さすがに隙間時間にポメラやパソコンを開くことはできないので、それはiPhoneに描写する文やエピソードメモを溜めておく、という癖をつけるとか。

あとは20分とか30分とかまとまった時間には、すぐ執筆に入れるようにポメラをテーブルの近くに置いておく、とか……?(今は本棚に収納
いや、それなら机の上にはいつもパソコンがあるから、いっそのことパソコンで書いたほうが、着手するときの初動は軽くてすむのでは……(悩む

書けない問題は錯綜するばかりです。

いちばんいいのは、"とにかく書き始める”に尽きるんでしょうね。書き始めれば、ノッてくるとよくいわれますし。とはいえ、iPhone以外、画面と向き合っても、一文も書けないんですが……。

いやはや、早く書けるようになりたいものです。

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