見出し画像

2021年公募の結果、「退屈な頑張り」からの卒業へ

先日、去年出した文学賞の結果を見に行きました。案の定、落選。2021年に出した作品は(も)、すべて一次選考で落ちた結果になりました。

どれに出したかと振り返ると……、文藝賞(3月末)、文學界(9月末)、太宰治賞(12月〆)のみっつ。文藝と文學界は倍率も高いので、落選するだろうなと思いながら出しましたが、見事にそのようになりました笑
はて、どうしたものか。これからの作品づくりに悩むところです。

現在取りかかっている作品は、3月の文学賞に向けてのもの。はじめは2作品仕上げようと意気込んでいましたが、次第に(ムリだな)と諦め、ひとつの賞を見送ることにしました。今はすでに脱稿してある原稿の推敲に集中しています。これも、手ごたえを感じられないので、落選を覚悟しています。

時間はあるにはあるものの、情けないことに体力がついていかない。今年から平日も休日も夜の1時間以上執筆にあてて、コツコツと書いていましたが、この間調子を崩してしまいました……。執筆に励むのはいいけど、娯楽(ドラマや動画を見て笑うなど)をシャットアウトして、勉強と仕事と小説だけをやっていたら、次第に意欲を喪失していったんですね。創作に対するのもそうだけど、仕事、生活全般に対してさえも。そして精神面で調子を崩して実家でプチ療養をしていました。自分にできる範囲を見誤って、成果のでない退屈な頑張りを続けた結果です。

だから、もう「退屈な頑張り」を卒業したい……!! 創作が自分にとってご褒美と感じられるように、自分の楽しみを犠牲にすることをやめようと思います。息切れしてしまうから。創作がもっと嫌いになってしまうから。

ちょっと分野が違う話ですが、学生時代に韓国語を勉強していたときは、それ(韓国語の勉強)が自分にとってのご褒美でした。バイトから帰ってきて親が寝ている夜に、ひとりでハングルを覚えて、発音を確かめて……、そういうことが喜びでした。恥ずかしながら英語はまったくできないのですが、韓国語だけ習得が早かったのは、それが遊びみたいなものだったからなんだろうな、と思います。

創作も同じだと思っています。遊びやご褒美のように思えれば、もっとうまくなれるのだと。もっと、貪欲になれるのだと。そのために、あんまり(自分にとって)無理しないやり方を探していこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?