【雑記】1週間以上、人と話していない

先々週、家族がコロナにかかってしまった。幸い、家族の症状は回復しているのだけど、何しろ隔離状態なので家族と会って話す、ということができないでいる。友人のいないわたしにとっては、家族と訪問看護のひとしか話す相手がいないので、困った事態になった。今日に至るまでかれこれ一週間以上、誰かと話さない生活で過ごしている。

これはこれは。と思い、noteに書いてテキスト上でおしゃべりをしようと考えた。

一週間以上、ひとと話さないとどうなるのかというと、まず生活が不規則になる。ひとと話さないことと生活の規則正しさに何の相関があるのだろう。わたしが思うのは、"誰か”という存在があって、今までのわたしは生活を正そうとしていたのかもしれない、ということだ。

ちょっと、隠しカメラを想像してほしい。「どこかで自分の行動が撮られている」と思えば、行動を改めたりしないだろうか。煙草のぽい捨てしかり、書店で漫画じゃなく参考書を選ぶことや、通り過ぎる建物の窓ガラスを鏡代わりにすることをためらったり……とか。このように、ひとは(カメラでも人間でも)視線を意識すると、行動を変えてしまう。

わたしの生活が不規則になったのは、これと同様のことだと思う。つまり、誰かの視線や意見に干渉されない状態(=隔離状態)が続いたことで、わたしは今まで以上に自由になってしまったのだ……。

その結果、WEB漫画を読み漁った。日付けが変わるまで。今まで夜になれば、ヨガをやり瞑想を15-20分をやり終えて、夜11時前には寝るという規則正しい生活をしていたのに、だ。自分の自制心がこんなにももろいものだとは、知らなかったよ。瞑想で自制心がついたと思ったのは甘かったね……。

もちろん、翌朝起きるのは10時――ここまで来ると、大学をさぼっていた一回生のときを思い出してしまう。ちなみに、大学生の頃は昼過ぎまで寝ていました。

そのほかに変わったことといえば、無気力状態に陥ってしまったこと。毎日ひとりで暮らしていると、過去のことを思い返して、ごねごねと考えてしまう。過去に未練や後悔はないのだけど、思い出すだけで「ああ、大変だったなあ」「しんどかったなあ」と、どっと疲れる。就職活動も仕事も入院生活も、今の仕事に慣れるまでも、何もかもが強い出来事だった。

これまでこんなにつらかったのだから、これから待ち受けている未来も、一筋縄ではいくまい。こう予想できるから、少しずつ前に進み続けることさえ、苦痛になってしまうのだ。あと何年生きなくてはならないのか、と。何回の苦難を越えて、息絶えていくのか、と。

小説のほうはというと、相変わらずあまり進んでいない。公募用に書いていた作品は、次第に関心が薄れていって、どう話を展開しようかと悩んでいる。どちらかといえば、note用に(と思って長く書き続けてしまっている)書いている作品のほうが、書いていて楽しい。終わる見通しはつかないのですが……。

生活が乱れていた頃、漫画を読みながら気づいたのだけど、漫画のほうが展開が早い。スパっスパっと画面が切り替わる。だからよほど絵柄と設定が気にいらない限り、読み手は飽きずに読み進めたくなるのだなあ、と。

わたしの作品の(とくに長編は)展開の進みは、遅いよなあ、と反省したりしました。

「漫画みたいに、ライトな恋愛小説を書いてみたいなあ」と思っていた時期もあったな、と思い出したり。ライトにするには、まず「書き過ぎない」「展開を次々と用意する」ことが大切なのかな、と思った。

*〇*〇*〇*

今回はエッセイ風に書いてみました。これから、ひとと話さない分、小説を書きます……。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?