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#ツギノ時代、世代、事業に向けてアトツギ世代とともに!!

事業承継・M&Aのビジネスデューデリジェンスのコンサルタントとして活動を始めた際に、声をかけていただいてファシリテーターをつとめたのが、
九州Meetup3Daysでした。

アトツギでオープンイノベーションを起こす!!

オープンイノベーションは、スタートアップで盛んに行われている。最近では、大手企業も積極的に取り組まれるようになった。
オープンイノベーションは、各々の企業が経営資源を公開して新たな事業を創造していこうというものだ。
スタートアップでは、肝心な経営資源が乏しい。
大手企業では、豊富な経営資源があるものの公開する上での権利が面倒で事業化への行動は時間がかかる。
私の経験からしても、期待できる事業の創造にはなかなか結びつかない。
しかし、中小企業には経営資源がある。そして行動につなげやすい。とはいえ、経営者が高齢化している企業ではオープンイノベーションは進みにくいが、後継者となるアトツギ世代においては、オープンイノベーションからの事業創造は期待できます。

夢と志の違いは

スタートアップの支援や創業塾の講師の際に、いつも投げかけているのが、
夢と志の違いは何でしょう?
と、投げかけています。
後継者となるアトツギの面々にも同じ言葉を投げかけました。

夢は漠然とした個人の願望であり、
志は個々人の願望を超えて多くの人々の夢を
叶えようとする気概です。
夢はこころよい願望だが、志は厳しい未来への挑戦です。
夢を持つなんて程度で終わらずに志を高く持たないといけない。

ソフトバンク株式会社 代表取締役社長 孫正義

後継者としてこれから活動していく上で、将来のビジョンを描くことが大事であり、創業者と同じく、夢と志を持つことが大事です。
そして、この「夢と志」を自分だけの事にするのでなく、ステークホルダーに対しても開示していくことを勧めています。
今回も集ったアトツギの面々で各々の「夢と志」を共有しました。

熱い30代に期待

今、30代はミレニアル世代と呼ばれています。
ミレニアル世代でのスタートアップが活発で、意識の高い同世代の会社員もオープンイノベーションに取り組む傾向が高くなりました。
ここで、同世代のアトツギがオープンイノベーションに取り組んでいけば、地域経済も活性化するのは間違いありません。
アトツギ企業同士で、アトツギ企業×スタートアップ企業で、アトツギ企業×大手企業で、このような連携やコラボが生まれてくると、商品開発も販路開拓も、市場作りにも期待できます。
ただ、イノベーションを目的にすると困難なことも予想されるので、リノベーションするという考えが合っています。リノベーションの結果、それがイノベーションかもしれませんし。行動力があり、思考がまだ柔軟なミレニアル世代だからこそ、できることです。

見えない資産(知的資産)の棚卸しが、アトツギには大事

家業を継承するとすれば、必ず経営資源があります。決算書を見れば、有形資産の状況は把握できます。会社には、有形でなく無形な資産があり、この資産があるからこそ、継続した経営が出来ます。無形な資産、これを目に見えない資産、「知的資産」といいます。よく知的財産を勘違いされますが、知的財産とは違います。(知的資産の中に知的財産が含まれています。詳細はまたの機会に)この知的資産を棚卸しして把握することがアトツギには大事な作業になります。

2010年に発刊された「見えない資産」の大国・日本を5年後に購読しました。日本が持つ「知的資産」は世界で勝負できる。「知的資産」は、会社の規模はあまり関係ありません。事業を継承してきた企業や事業者に宿っているものです。しかしながら、経営者、事業者はこの知的資産に気づいてないケースが多くあります。気づくためには、経営資源を棚卸する機会を作らなければいけません。私が講師をつとめるセミナー(創業、事業創造、事業再構築、コラボレーション、社員教育)では、この「知的資産」に気づくための時間を設けています。
今回の九州Meetup3Daysでも「知的資産」に気づくワークを取り入れました。


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