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鬼滅の刃で論文を書く その1

はじめに、に代えて

 現在、一つの人生の岐路にあると思っている私は、来年2021年から、執筆という活動に少し軸足を置こうと思っている。これはそのひとつの手習いという位置づけである。

 そもそも、コーチングという形無きものをいかに研究するのか、ということをテーマに、日本支援対話学会アカデミック・コーチング学会と経て、現在、Essential Management School の事務局のお手伝いなどをしている。

 最初の学会は設立が2011年。震災の年であるのは偶然。2012年から学会誌を発行しており、最新号は発行を1年も遅らせてしまっているが、現在、作業中。Wikipediaのコーチングの項目は、以前はそれはそれはひどい内容だったけれども、この学会誌掲載論文を参考文献にしていただき、少しは見られるようになったのがひとつの目に見える成果かと思っている。

 ふたつめの アカデミック・コーチング学会 の方は、まだまだ立ち上げ時期で成果と呼べるものはあまりないが、先日の大会の中で、私の将来の夢と言うか、希望というものがなぜか立ち現れた。これは私が希望するというよりも「そうした方が良いよ」という複数の声に、その気になった、というようなもので、非常に不思議な感覚だった。

 最後の Essential Management School の中で、田口ランディさんの講義を受けた。この中で、ヒットする作品を描く人は「集合無意識」につながる、というお話がたいそう面白かった。が、この新しい夢の話はそれに繋がる話で、初めはかなり荒唐無稽な話だと思ったが、筋道を立てて聞くとなるほど、それはありなのかもしれないと思うような、そんなストーリーになっていて、そんなこんなで、この原稿を書いている。

論文をどのように書くのか?という話

 簡単に言えば、これから毎年、5本くらいのペースで論文を書き続ける、ということなのだけれども、これはこれでなかなかモードをチェンジするのが大変かもしれない。先のアカデミック・コーチング学会でも、Essential Management Schoolでも、論文を書いたり読んだりすることに抵抗感のある方は結構いて、それもあって、たまたまそういう話を学会の終了後のオンライン懇親会で話をしていたら、学会の研究会担当の 森直久先生 が、誰でも論文が書けるフレークワークというのを作られていて、これがなかなか秀逸であった。

 ということで、これを使えば何でも論文が書ける、ということで、練習に何か公開で論文生成のプロセスを紹介してみよう、と思った。

 で、何が良いか、と考えていたら、知人(女性)から熱烈に『鬼滅の刃』を薦められた。

 ということで、これから『鬼滅の刃』についての論文を書いていくことにした、というのが、事の始まりである。

 つづく。

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