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人の陰口を言う人には近づきたくなくなるよね、という話

最近、メルマガとかで記事を書くのに苦労するので、思ったことは思った時にネタとして書き溜めておこうかと思っていて、今回、思いついたことがあったので記事にしておきます。

自分は年末から体調を崩していて、昨日、たまたま、同じように年始に体調を崩した人と食事をしていて、自分が体調辛いときに、周囲の人の本性が出るよねー、という話になった。

実際のところは、こちらが体調悪いから他人の本性が出るのではなく、普段はガードができているから跳ね返したりなんとも思っていなかったことが、こちらが弱ると感じてしまう、ということなのかな、と思った。

その時、話題に上がったのは、勝手に自分都合で連絡してきたりおしかけてきて、自分の話ばかりしていく、自己都合につき合わせるタイプの人。自分が体調悪いときにはとっても辛い。今後、付き合い方を変えようかなーと思うよねー、という話になった。

今日になって、もうひとつあるなーと思ったのが、タイトルにした、人の陰口を言う人。

実は去年あたりから、意識せずに、人の悪口陰口言う人と会うのが辛くなっていて、特に飲み会。不平不満愚痴陰口が出て、それに同調する人が居る場に居ると、お腹が痛くなるというか、体調不良になるし、お酒も美味しくなくなるし、一刻もここから去りたいと思う。

これも老化現象なのだろうか?(笑)

でも、本人達はそれが悪口とも陰口とも思っていないケースもあって、まあ、新橋あたりからの日本の古き良き昭和の文化なのかもしれないが、個人的にはつきあいきれないなーと思っている。

で、問題は、なんで、自分がそこに居たくないと思うのかなーということをつらつらと思っていて、それが、主語の問題なんだ、ということに気づいたので、今、ここで書いています。

コミュニケーション系のセミナーとかでもよく言われるのが、IメッセージとYouメッセージという話。結論から言えば、このYouメッセージを使う人がちょっとメンドクサイ、ということです。

もうちょっと解説しますと、Iメッセージというのは、私はこう思う、という話し方のこと。Youメッセージは、そのままの表現では、あなたはこう思う、というように見えるんだけれども、実は違って、Youというのは英語のニュアンスで、一般論ということになります。

日本語の場合、よく主語が抜ける傾向があると思うのですが、主語が抜けると、Youメッセージになってしまうので、意識して、私は、と入れることを、私は心がけています。(特にチャットやメッセージの場合、記録として残ってしまうので、特に注意が必要ですね。)

例を挙げて説明していきましょう。例えば、会話の中で、誰かのことを話すときに、

私は〇〇さんは△△だと思います

という表現であれば、まあ、個人の意見なので、それに自分が侵食されることはないんですが、

〇〇さんって△△でしょ

という表現の場合、これは一般論なんだから、あなたも同意しなさい、という圧力というか、人によっては暴力を感じるのです。

〇〇さんって△△だから、私、嫌い

これも微妙な表現ですが、実はすべてが個人の感想ではなく、あくまでも一般論を言った後に個人の感想なので、これも同調圧力があって受け取る方としては、嫌な表現。

○○さんはいつも△△なのが問題です

とか言われると、それはあんたの個人の認識やろ、知らんがな、と思ってしまいます。

こういう他人をYouメッセージで決めつけるコミュニケーションを多用してくる人と一緒に居ると、なんで自分の人間観・世界観・価値観をおしつけてくん?と思うのですが、さりとて、相手のその考え方と議論するほどにも相手に関心が無かったりもするので、単に非常に居心地の悪い状態となってしまうのです。で、居心地悪いから、付き合うのをやめよう、となる。

この定義で行くと、

私、○○さんのことが嫌い

というのは、まあ、人間だもの、相性ってあるよね、と思うので、別にこちらの価値観も感情も侵食されないので、これは悪口でも陰口でもありません。でも、それを正当化しようとして、

だって、〇〇さんっていつも△△じゃん?

となって、自分の勝手な価値観を正当化しようとかかってくる人がいると、ウザいな、と思うのです。

世の中、非常に嫌な世界になっていて、LINEでもメッセンジャーでもチャットでも、書かれたものがコピーされたりキャプチャされたりしてばらまかれるような時代になっています。私のところにも、本人からではなく、いろいろな人がキャプチャしたものが回ってきますが、あ、この人とも距離置こう、この人とも距離置こう、となっています。

ちなみに、なんで距離置こう、と思うかと言えば、関係ができたら、同じようにYouメッセージで、陰でディスられるかもしれないじゃないですか。それがどこにまわるかわからない時代ですよ。そんな危険を冒してまで関わりたい相手かと言えば、そうでもないなぁ、と思ったりするのです。

世の中には強い人と繊細な人がいて、自分は体調が弱ったからこういうことに気づけたのですが、常に繊細な人って、こういう、おそらく喋っている本人が気づいていない圧力や暴力にも気づいてしまって、傷ついてしまうんだろうなぁ、ということも思うのです。

世界がもっと優しくなるには、他人は他人、自分は自分で、なるべく他人のことに言及しないでいられる優しい関係で在り続けることなんだろうなぁ、と思うのですが、なかなかそういう世界への道は遠そうです。

ということで、とりあえず、あ、私、そういう話し方しているかも、という方がこれを読んで、少しでも人を傷つけない話し方やメッセージの書き方を気を付けていただければいいのになぁ、と思ったのでした。

現場からは以上です。

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市井カッパ
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