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自社のビジョン・社会的意義を伝える調査PRとは...!?狙い通りのメッセージを打ち出すアンケート設計からプレス発信まで

※bizhikeはCASTER BIZ セールスマーケへ名称を変更しました

こんにちは!株式会社キャスターbizhikeチームの安田です!

bizhikeチームでは、スタートアップを中心としたクライアントのハンズオン支援を行っています。このnoteでは、クライアントと伴走しながらプロジェクトを進めた軌跡をお伝えします。

第4回目は、業界や企業のブランドイメージ向上に役立つ調査PRの支援事例について。
調査PRは、アンケート調査をもとに調査結果をプレスリリースとして発信する手法です。bizhikeチームでは、調査の設計からプレスリリースの執筆まで、一貫した支援を行っています。

今回のクライアントは、マッチングサービスを提供する株式会社Diverse様(以下、Diverse社)。
マッチングサービスの利用は今でこそ一般化していますが、かつてはネガティブな先入観を持たれることの多いサービスでした。そんな先入観の壁をとりのぞき、Diverse社のビジョンや社会的意義を正しく発信する手法として、調査PRを実施しました。

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▲発信した調査PR記事より

調査PRは、ただアンケートを取って結果を公表するだけでは、メッセージ性がなく効果のない発信になってしまいます。
狙った効果を出すためには、発信したいメッセージを意識したアンケートの質問設計、情報の見せ方の工夫などなど…戦略を練ることが重要です。

今回は、そんな調査PRを発信するまでのノウハウとbizhikeチームの関わりをお伝えします!

調査PRのそもそもの目的は「エンジニア採用」だった

今回のプロジェクトは、婚活・恋活を応援するマッチングアプリを開発・提供するDiverse社との取り組み事例です。

■株式会社Diverse 会社概要
“すべての人へ出会いのプラットフォームをつくる“をミッションに、結婚支援を中心に、友達・恋人探し支援、趣向に特化したコミュニティを応援するSNSサービス等、さまざまな出会いのプラットフォームを提供しています。
Diverse コーポレートサイト:https://diverse-inc.co.jp/

エンジニア採用支援に取り組むにあたって、Diverse社のエンジニアにインタビューを実施。必要なコンテンツを検討した結果、エンジニア採用には次の3つの要素を発信する必要があることが見えてきました。

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⁃ 社会的意義/ビジョン:
マッチング業界の社会的意義、その中でDiverse社の存在意義
⁃ テック/エンジニア:
Diverse社の技術力、エンジニアの質
⁃ 内情/ホンネ:
会社の内情や社員のホンネ

この3要素のうち「社会的意義/ビジョン」を伝える手段として、調査PRを提案しました。

調査PR実施の背景

Diverse社がエンジニアとして採用したい年齢層の人材は「出会い系」時代の影響でマッチングアプリに対するネガティブな先入観をもち、本当の社会的意義について知らないのではという仮説を立てました。
そこで、マッチングアプリの社会的意義/Diverse社のビジョンを正しく伝えるため調査PRとして発信することに。

ちなみに、ウェブサイトや採用ブログなど、すでに様々な方法で会社のビジョンを表現されていた中、新たに調査PRという手法を選んだ理由は、ターゲットとなるエンジニアは理系人材が多く「数字が好き」だと考えたから。データやグラフで表現する理系的な伝え方が理解されやすいのではという考えから、調査PRを選びました。

調査PR実施までのプロセス

今回の調査PRで意識したことは「調査する前から記事で打ち出したい結論を決めておくこと」。

アンケート調査を行うときに、いきなり質問項目から考えるのではなく、打ち出したい結論から逆算して、アンケートのテーマ設定や質問を設計。特にテーマ設定は注力するべきポイントです。

実際のプロセスを、次から説明していきます!

STEP1 アンケートのテーマ設定

Diverse社の会社HPやWantedlyの記事を読み込み、ビジョナリーな要素を分解・抽出。そのなかで、採用したいエンジニアがまだ知らない情報はなにかを想像しながら、アンケートのテーマを検討します。

テーマの仮説をbizhikeチームで整理したのち、Diverse社とすり合わせをして、ブラッシュアップしていきます。

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STEP2 質問の作成・調査の実施

テーマが確定したら、具体的な質問項目を作成します。
ポイントは、いきなり質問項目を作成するのではなく、先にアウトプットとなる記事をイメージし、そこから逆算して質問を設計することです。
具体的には、下記の内容を文章に起こしています。

・プレスリリースの仮タイトル
・想定結果サマリ
・その結果を導くための質問
・質問に対する回答の仮説
・回答から得られる示唆

記事から逆算するといっても、アンケートの結果を恣意的に歪曲するわけではありません。「肌感では分かっているけど、数字で示せていないマッチングアプリの実態」を明らかにできるようにテーマ設定をしています。
今回の例でいえば「マッチングアプリは隠れて使うもの」という意識が「友人知人に知られてもかまわない、オープンに使うもの」に変化しているという肌感覚を数字で表すためのテーマを選定しています。

記事イメージが明確になるまで質問項目を作りこんだ上で、アンケート調査を実施します。

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▲アンケート実施前の想定原稿

STEP3 プレスリリース記事の作成

アンケートの結果が出たら、プレスリリースの記事を作成します。

プレスリリース記事は、データを数字や表でみると見づらいため、グラフなどビジュアルで見せるようにしています。グラフは、見てほしい数字を目立たせるよう配色に配慮して作成しています。

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▲調査PR記事より。ビジュアルで分かりやすく表現

現在2本の調査PRを発信!

こうしてできたのが、次のプレスリリースです!
現在第2弾まで配信しています。

第1弾:6割以上が「知人友人に知られても平気」と回答。マッチングアプリ利用が一般化した今、20-30代の”オープンな恋活”の背景とは?

第2弾:マッチしないからこそ成長する?効率的な出会いだけじゃない、20-30代の恋活男女がマッチングサービスで得ている「価値観の広がり」とは?

プレスリリース発信後、それぞれ多数のメディアに転載・参照掲載されています。

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▲調査PR記事のページビュー

実際面接にこられたエンジニアの候補者さんのなかには、プレスリリースを見て企業理解が深まったという方もいらっしゃったそうです。

今後この調査PRは、採用サイトへの掲載、専攻課程の候補者がDiverse社の企業理解を深めるためのコンテンツとして活用していく予定です。

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株式会社Diverse 取締役 桑原さんからのコメント
bizhikeチームには、エンジニア採用でお世話になっています。技術を伝える機会としてMeetUpを、会社の本音を伝える機会として代表のPodcastを提案いただき、一緒に取り組んでいます。もともと採用広報に自社で取り組むリソースが足りなかったのですが、bizhikeチームに頼んでようやく手がつけられました。コンテンツを出しつづける体制が整ったいま、次は成果を出しにいくタイミングなので、自社にマッチしたエンジニアに出会えるよう引き続き伴走していただきたいです。

CASTER BIZ セールスマーケにお気軽にご相談ください!

もし本記事を読んで、「自社でも調査PRを実践したい」と思った方は、ぜひご相談ください!伴走しながら一緒に悩み、試行錯誤し、課題を解決するお手伝いをします。

ご興味がある方は先ずはフランクにオンラインでお話ししましょう!
下記のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡くださいませー!

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株式会社キャスター CASTER BIZ セールスマーケ(旧称:bizhike)
ベンチャー・スタートアップ を中心にハンズオン型の業務支援を展開。新規事業の企画設計から、営業・マーケティング・採用に至るまで幅広く支援。お客様のチームの一員として伴走しながら、一緒に悩み、考え、喜びあう新しいサービスです!

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