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問題を解決するスタンスを変えてみる

私にコンサルティングを依頼される企業は、何かしらの問題を抱えています。そして、どうやってその問題を解決していいのか分からないことがほとんどです。

依頼される問題には2つのパターンがあります。

一つは、これまで経験したことがない問題で、解決策が考えられないというもの。
そして、二つめは、これまで何度も起きている問題で、手を打って解決してきたんだけど、繰り返し発生してしまうというもの。

今の企業のみなさんはとにかく忙しい。
現場の皆さんにお話しをうかがっても、ほんとうに大変なんですよね。

で、そういうときに限って問題が発生するから余計に忙しくなる。
そこで、あわてて問題の解決に走り回るんです。

ただ、そういうときの問題の解決って、起きている問題を何とか解消して正常状態に戻すやり方ですよね。
つまり、その場の火消し。
”その場の火消し”を『対処』と言います。

一方で、起きている問題は解消して正常状態に戻すんだけど、そのやり方として、同じような問題が二度と起きないようにする。
つまり、火事が起きないしくみ作り。
”火事が起きないしくみ作り”を『対策』と言います。

たぶん、皆さんは対策をしているつもりでも、やっていることは『対処』だったりします。
どうしても忙しいと『対処』に走りがちになるんですよね。
だって、すぐに問題が解決できちゃうんですから。

で、これまで何度も起きている問題で、手を打って解決してきたんだけど、繰り返し発生してしまう。

同じことが何度も繰り返されるということは、そのやり方ではダメだということです。
ダメなやり方を繰り返してるだけなんです。

問題を解決するスタンスを変えてみる。
劇的に忙しさが減ると思いますよ。


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