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時間になったので始めます!

クライアント企業のコンサルティングでは、毎週、会合形式でディスカッションをします。

プロジェクト活動では、目的を達成するための課題がいくつかあるので、その課題を解決するための期日とスケジュールがあって、スケジュールに基づいて各会合で何を議論するのか議題を設定し、プロジェクトメンバーが集まって議論をしてアウトプットを出して行きます。

プロジェクト活動は、クライアント企業で体制を作りプロジェクトメンバーを選任します。
若手社員から部課長のベテラン社員まで、メンバーは幅広く選任されて、事業部長や役員が責任ある立場としてプロジェクトのリーダを務めます。

会合の議論は私がリーディングするので、開始時間にスタートし、終了時間に終わります。

ところが、開始時間になっても何人かのメンバーが集まらない。

あなたが参加する会議やミーティングでもそんなことってありませんか。
もし、メンバーが集まらなかったらあなたならどうしますか。

私は迷わず始めます。

リーダが遅れても主要なメンバーが居なくても、そんなことは関係ありません。集まってくれたメンバーの時間のムダもあるのですが、時間コストをロスしたくない。

時間コストとは、待っている時間のメンバーにかかる費用のこと。

月給30万円の課長の場合、会社がその”課長”にかける費用は、おおよそ月給の2倍の60万円がかかります。
つまり、時間当たり3,750円。
課長クラスが8人待たされた場合時間コストは30,000円/時間。
30分待てば15,000円のロスが発生します。

お金だけではなく、その課長は待っている時間も仕事ができたでしょうから、業務生産性のロスも発生します。
(時間コストよりも、業務生産性ロスの方が深刻かも)

そうなると、遅れた人たちのために、たとえ10分でも待ってなんていられません。

セミナーや研修も同じ。
お金を払って集まっていただいているのに、待ち時間にお金を払ってもらっていることになってしまいます。

ですので、迷わず、
「時間になったので始めます!」
の開始宣言とともに会合をスタート。

ということで、私も遅れないように急がねば‥‥。

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