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オペレーション業務なら やらんでいい!

ある企業の購買部長から相談があるので来てほしいと連絡があったので、お話しを伺いに行きました。
どうも、社長から「1年で答えを出せ」と宿題が出されたらしいのです。

その宿題というのが、『購買部門の業務を付加価値のある業務にせよ!』とのこと。

社長は、今の購買部門の業務に不満があるようで、これまでにも何度か

「今のままだったら購買部門は廃止して、業務委託先に購買業務を出す。
 君たちの仕事は無くなるから、自分たちの仕事をよく考えろ」

と 仰られていたらしいのですが、購買部長は本気だと思っていなかったとのことなのです。

今の購買部門の業務は、設計部門や製造部門からの購買要求を受け取り、既存のサプライヤーから発注先を選定して、見積書や価格調整をして、注文書を書いて注文する。
という、標準的な業務手順を繰り返し行っていて、それが購買部門の業務だと思っていました。

ところが、社長は

「そんなのはオペレーション業務と言って、業務手順が決まっているから君たちがやらんでもいいだろ!」

 という考え方なのです。

最近は、AIとかRPAとかの先端技術で、業務を自働化する検討が進んでいます。これらの技術に置き換えられる業務が、業務手順が決まっているようなオペレーション業務です。
銀行などの金融サービスがAIやRPAに取って代わり始めていますが、購買業務も例外ではないようです。

相談の結果は、またの機会にお話ししますが、自分のやっている業務は手順が決まっているくり返し業務なのかどうか、一度 振り返ってみましょう!

社長に
「オペレーション業務なら やらんでいい!」
と言われる前に
改革を進める必要がありそうですね。

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