鉛蓄電池の逆襲

こんにちは。岩倉です。
今日は鉛蓄電池についてお話しします。

今や、電池といえばリチウムイオン電池のイメージが強いという方が増えてきているのではないでしょうか。

リチウムイオン電池の特徴は、

・速い充放電ができる
・エネルギー密度が高く、コンパクトながら高電圧が得られる

です。

それ以前は、ニッカド(ニッケルカドミウム電池)、アルカリなどがありましたが、性能差で今ではあまり見かけなくなりました。

この、あまり使われなくなった電池のなかのひとつに鉛蓄電池があります。

電極に鉛を使用しているため、環境面の課題か使われることが少なくなりましたが、
コストはリチウムイオン電池の半分以下と、コストパフォーマンスが良いです。

電池というのは、バッテリーだけでなく、その充放電を管理するバッテリーマネジメントシステムがセットになってようやく利用価値が出てきます。

今回、既存の鉛蓄電池を再生して、このバッテリーマネジメントシステムをセットにして再利用するという実証実験が始まりました。

これにより、リチウムイオン電池の1/10の価格を目指すというものです。

再生可能エネルギーに注目が集まっている今、発電事業者にとっては朗報になります。

今後の展開も楽しみですね。

岩倉隆詞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?