50代からのちょっとエゴな生き方
井上 裕之 / 著
「50代の特権」そろそろ、心配事を手放し、自分を大切にしていい
50代になると、40代まではっきりと見えなかった現実が目の前にうかび上がってきます。仕事、お金、人間関係、健康、このままでいいのか-。
避けられない多くの問題に直面し、心配事やストレスを抱えている人が多くいるという事実があります。一方、幸せで、満ち足りた日々を過ごしている
さっそうとした人も多くいます。後者は前者よりも、少しだけ自分のエゴを通して、自分を大切にしています。エゴを出すことは、50代に与えられた特権です。
■「無常」を意識し“ちょっとエゴに生きる”と楽になる
あなたは今まで、力の限り頑張ってきました。家族やパートナーのため、会社のためにあなたは身を粉にして貢献してきました。その頑張りは相当なもので、あなたに何かを与えられた人は、心のどこかで必ず感謝しています。
そんなあなたには、そろそろ自分を大切にして、人生を楽しみながら生きる権利があります。ちょっと自分本位に生きても、誰も文句は言えません。
嫌なことをやめて、少しわがままに生きる権利が、50代にはあるのです。
あなた自身が人生を楽しむ時期に差しかかっています。50代の心配事とストレスをうまく消化し、幸せに過ごしている人はみな、自分のエゴで生きている部分があるのです。あなたにも、そうする権利がありますし、いや、人生は一度しかないので、そうしなければならないのです。
■視点が変われば・・
20代、30代、40代と年代別に『やるべきこと、やってはいけないこと』という内容で好評のシリーズを書いてきた井上さん。今回は50代の方々に向けた本で、これまで書いた本の中でも最も気持ちを込めて書かれています。
50代は、「人生はいつも死と隣り合わせである」という“無常”を意識しながら生き始める重要な時期だからです。仕事、お金、人間関係、知識と教養、品格、健康。50代の心配事とストレスを消すために、“何をやればいいのか、何をやってはいけないのか”がこの本では紹介されています。
「全体を愛することは、自分を愛することである」「理性の最後の一歩は、 理性を超えるものが無数にあるということを認めることだ」数学者で哲学者のパスカルは、こう言っています。気を楽にして、今より“ちょっと自分本位”に生きて、自分を大切にすることで、自分にも周りにもいい効果が生まれるのです。
<著者略歴>
井上裕之(いのうえ ひろゆき)
歯学博士、経営学博士、コーチ、セラピスト、経営コンサルタント、医療法人社団いのうえ歯科医院理事長。
島根大学医学部臨床教授、東京医科歯科大学非常勤講師、東京歯科大学非常勤講師、北海道医療大学非常勤講師、ブカレスト大学医学部客員講師、インディアナ大学歯学部客員講師、ニューヨーク大学歯学部インプラントプログラムリーダー、ICOI国際インプラント学会指導医、日本コンサルタント協会認定パートナーコンサルタント。
1963年、北海道生まれ、東京歯科大学大学院修了。歯科医師として世界レベルの治療を提供するために、ニューヨーク大学をはじめ、ペンシルバニア大学、イエテボリ大学なで海外で世界レベルの技術を取得。6万人以上のカウンセリング経験を生かした治療方針も国内外で広く支持されている。
また、本業の傍ら、経営、自己啓発、能力開発プログラムを学び続け、世界初のジョセフ・マーフィー・トラスト公認グランドマスターなどを獲得。
著書累計は120万部を突破。
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