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「Strainer」メルカリやVCも利用する、毎日短時間で良質のインプット得られるサービスを紹介・解説_概要編

ビジネスパーソンが大きな成果を出すためには学習、インプットは必須。
ただ、忙しい中、情報が溢れる世界で必要情報をキャッチアップするのは至難の業。

その際に大きな助けになるのがStrainer(ストレイナー)、特徴は、

  • 短時間で

  • 必要な情報を

  • わかりやすくインプットできること

個人的にとても好きなサービスなので、ぜひご紹介させていただきたい。

(内容が多いので、複数回に渡って解説する。今回は全体概要を掴む第一弾。今後「記事の詳細」や、「会員数・売上の推定」、「更に伸ばす施策を勝手に考える」などを書いていく予定)

VCでも利用される必須情報が、毎日5分でインプットできる

Strainerは「未来をつくる人に貢献する」をミッションにした、経済情報プラットフォーム。

メインコンテンツは企業の解説記事。
注目のスタートアップ、IPO、決算のポイントなどを、ほぼ毎日、視覚化された画像とわかりやすい文章で発信している。

最近はメールマガジンで1日6トピックの追加紹介も実施(無料会員の場合は3トピック)

メイン記事は3,000字程度で、5分あれば読める上に画像が豊富で理解しやすい内容となっている。

まとめはシンプルだが内容は非常に有益。法人プランの利用企業には、メルカリや有名VC(ベンチャーキャピタル)が並び、ビジネスや投資のプロも利用していることがわかる。

ファクトを大事に。創業のきっかけは「ファクトフルネス」の著者

サービスを創業したのは、2017年。
当時DeNAでエンジニアをしていた野添雄介さんが創業者。

資金調達時のThe Bridgeの記事では、以下のように創業のきっかけを語られている。

「ファクトフルネス」の著者 Hans Rosling 氏の動画を学生時代に見て刺激を受け、ファクトを伝えることの重要性、データの可視化に興味を持ったという。世の中の常識とファクトの間にはギャップがあり、データを可視化することで、そのギャップが一目瞭然にしたい

https://thebridge.jp/2019/04/stockclip-series-a-round-funding

記事には、海外・国内のスタートアップからビッグテックまで注目企業の数字や取り組みが並ぶ。

情報の絞り込み、視覚化によるわかりやすさ(スマホの1画面毎位の頻度で画像が入る)で、必要なファクトを短時間で抑えられるようになっている。

コーポレートサイトの以下の記述はしっかりとプロダクトに現れている。

Strainer」とは日本語で「茶こし」の意味。厳選された話題に「データの視覚化」を組み合わせることで、直感的でスムーズな情報収集を実現

https://corp.strainer.jp/

「記事」「メルマガ」「企業DB」の3本柱で情報提供

Strainerの提供している主要機能は以下の3点

  • 解説記事

  • メールマガジン

  • 企業の決算・業績データベース

以下で、それぞれを解説していく。

メインの価値は注目企業の「解説記事」

記事の1例。出典:https://strainer.jp/notes/7407

Strainerの一番の価値はなんといっても企業の解説記事だろう。
充実した内容が過去から積み重ねられており、2021年6月以後は1日1記事のペースで追加されている。

記事にはタグがついており、主要なタグは以下のようなもの。

  • スタートアップ

  • IPO

  • 特集

  • 注目企業

  • 注目決算

国内、海外のどちらも取り上げられており、決算もすぐにフォローされる。
また、企業のタグもついており、気になった企業の情報をまとめて見ることも可能。

取り上げられている回数が多い企業(2022年2月時点とまつ調べ)は以下。海外の企業が多い。

  1. Netflix, Inc.

  2. Alphabet Inc.(Google)

  3. バークシャー・ハサウェイ

  4. Uber Technologies, Inc.

  5. ソフトバンクグループ

  6. Meta Platforms, Inc.

  7. マイクロソフト

  8. アマゾン・ドットコム

  9. Apple Inc.

  10. Lyft, Inc.

もちろん国内企業の情報も多く「メルカリ」「ソフトバンク」「ロコンド」「エムスリー」などは多く取り上げられている。
基本的にはテック系の情報が多いが、例えば「ニトリ」も複数回取り上げられているなど幅も広い。

日々注目すべき情報を短時間でキャッチアップできる意義は大きく、ここがStrainerのコアの価値といえるだろう。

記事については、詳細に解説したいので、より掘り下げた内容を後日展開予定。

日々のメルマガは無料でも充実の内容で購読必須

最近力を入れている(多分)のがメールマガジンだ。

平日は毎日送られてきて、毎日6トピックの解説がある。
1トピックは500文字程度なので、1つ1分で読めるが、それだけでも有益な情報が記載されている。

2022年2月15日のメルマガ冒頭のキャプチャ

Strainerは基本的には有料利用のサービスだがメルマガは無料でも日々3トピックが送られてきて、これだけでも購読の価値がある。
もし、まだ未登録の方は、以下からご登録頂きたい。
(※こちらはとまつの紹介リンクです。1,000紹介のはてなが気になっていますwもしよろしければ・・・)

メルマガの機能はおそらく以下の2点だと推定している。

  1. 有料会員のリテンション

  2. 無料会員の獲得

「有料会員のリテンション」については、接点を持ち、記事を読み続けてもらうことで有用性を感じる→解約リスクを減らす効果があると見ている。

Strainerのターゲットは忙しいビジネスパーソン。
記事をサイトにアップしているだけだと、なかなか読みに来られず、サブスクの見直しのタイミングで「最近、ストレイナー読んでないからな・・・」と解約されてしまうリスクが高まる。

メルマガを配信することで、接点と記事の閲覧を増やすことで、継続意思を高めていくことが狙いの一つだろう。
おそらくメルマガの有無で解約率はかなり違うのではないだろうか。

余談だが、私はNewsPicksの有料会員をこの接点問題で「有益なんだけど、事実として読まないしな・・・」と解約している

「無料会員の獲得」については、わかりやすいフリーミアムモデルだろう。
無料で情報に接する中で、

  • 有料なら情報量が増える

  • 更に手厚い解説記事も読める

ということで、有料サービスに以降するケースが増えてくるはずで、そのためのリスト作りがメールマガジンだろうと見ている。

ただ、無料の1日3トピックでも十分有用なのは間違いないので、改めて未登録の方には登録をおすすめしたい。

実はリッチな企業データベース

企業の解説が注目されるStrainerだが、実はかなりリッチな企業の業績データベースも保有していて、しかも無料でも閲覧可能になっている。

PCトップページのヘッダー。実はここはDB系の情報

扱うのは米国と日本国内の上場企業。
提供情報は企業にも寄るが、以下のようなもの。

  • 会社概要

  • 歴史(編集記事もある)

  • 業績・財務データ(わかりやすくグラフ化されている)

  • IR関連資料

なんと無料会員でも閲覧可能だ。
内容は基本的に公開情報とはいえ、視覚化されて整理されており、かつまとまっているので有用性は高い。

書かれた記事へのまとめリンクや企業フォロー機能もあるので、その企業についてより深く知ったり、最新状況を逃さないようにすることもできる。

決算の速報や、ランキングもあるので、必要な情報をつかみやすい。

おそらく充実したDB情報が無料でも開放されているのはSEO対策だと思われる。こちらを起点にサイトへの流入を作り、そこから記事→登録へとつなぐ狙いだろう。
実際に、「化学メーカー ランキング」などの検索ではStrainerが上位表示されている。

が、企業の狙いがなんであれ、無料で使えるのは有り難いし、SEO対策ではUXも重視されるので結果的に使いやすさも伴っている。
企業調査にStrainerを使うという選択肢もありだろう。

プランは複数あるが、有料会員の機能はほぼ同様

さて、これほど充実しているStrainer、さすがにこの充実度は無料では提供できない、月額課金の有料サービスとなっている。

ただし、繰り返しているように無料のメルマガでも十分に有益なので登録しておくべきだし、DBも利用可能なので、課金しなくても価値は感じられる。

※くどいようですが、メルマガ未登録の方はぜひお試しを

会員プランは「プレミアムプラン(通常有料会員)」「学割プラン」「法人プラン」と3種類用意されているが、受けられる便益は(ほぼ)同じといっていい。違うのは価格のみだ。
※厳密には法人プランにはチーム管理機能があるが、読者としては関係ない

有料会員のメリットは以下の3点

  1. すべての記事が読み放題

  2. メールマガジン6件に

  3. 決算速報見放題

特に大きいのは1つ目の全ての記事が読み放題だが、メールマガジンも大きい。決算速報は投資をする方向けにはおすすめだ。

会員料金プランは、通常会員が月額2,178円。年間契約にすると1,815円になるので2割弱お得な計算だ。

注目すべきは学割、なんと月額550円ポッキリである。
さすがは「未来をつくる人に貢献する」をミッションに掲げているサービスだ。
学生さんにはぜひこのプランの加入をおすすめしたい。

法人プランは人数によりディスカウントが効く仕組みだが、10名程度だと割安感はあまりなく、年間契約だとむしろ個人契約の方が安くなっているので注意が必要そうだ。

無料会員の場合は記事の1つ目の見出しの前までしか読むことができず、続きは登録、となる。
無料体験の実施中のようなので、どうしても読みたい記事がある場合はこちらで登録するのが良さそうだ。

以上、Strainerの解説、概要編をお伝えした。
好きなサービス、かつ自分でも理解を深めたいサービスなので、引き続き深ぼってnoteに書いていく予定。
乞うご期待。

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