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【広報・マーケの基礎用語】一次メディアとは?


一次メディアとは、企業やブランドが自社で直接発信するメディアのことです。例えば、オフィシャルサイトやオウンドメディア、公式SNS、ニュースレターなどがこれに当たります。

一次メディアの特徴は、当然のことながら自社でコントロールできる点です。情報の発信タイミング、内容、フォーマットなどをすべて自分たちで決めることができ、ブランドメッセージを一貫して伝えることができます。

対照的に、二次メディアとは、他のメディアや第三者を通じて発信されるメディアのことです。例えば、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、他のウェブサイトやブログで紹介される記事などが二次メディアに該当します。二次メディアは広範なオーディエンスにリーチする力や第三者の評価という蓋然性を印象付けられることが期待できる一方、内容など、自社でのコントロールが難しい部分もあります。

実際の業務での事例

実際の例をイメージしてみましょう。あるシェアオフィスを提供する企業が、入居企業同士のコミュニケーションの活発さをアピールしたいとします。この企業は自社のオフィシャルサイトを使って、定期的に入居企業のインタビュー記事や座談会のレポートを公開することができます。

このように、自社のブログを使って入居企業の成功事例や体験談を発信することで、シェアオフィスの魅力を効果的に伝え、潜在顧客に対してアピールすることができます。またこれは、公式SNSを使って発信することもできます。FacebookやLinkedInでこうしたインタビュー記事や座談会の記事を転載し、想定していない属性のユーザーにも広く情報を拡散でき、ブランドの認知度を広めることができます。

一方、入居企業の成功事例について新聞や業界誌に取り上げてもらうことができれば、これは二次メディアでの情報拡散に該当します。新聞記事や業界誌の記事は、セグメントされた読者層にリーチできるため、より期待するターゲットの信頼性や認知度を、メディアの信頼性を借りながら得ることができます。

まとめ

一次メディアは、企業が自らの声で直接メッセージを伝えるための強力なツールです。自社のウェブサイト、ブログ、ソーシャルメディアを活用することで、ブランドのストーリーを一貫して伝え、ターゲットオーディエンスとの信頼関係を築くことができます。

一方、二次メディアを活用することで、さらに広範なオーディエンスにリーチし、ブランドの認知度や信頼性を高めることができます。コンテンツマーケティングに取り組み始めた企業においても、まずは自社の強みや特徴を整理し、それを分かりやすく伝える拡散チャネルを予算などとの兼ね合いで選択しましょう。

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