見出し画像

一度死にました

若葉です。

私は30年前に一度死にました。

心を入れ替えたのです。


苦し過ぎて
耐えきれなくて
楽になりたくて
死ねばこの苦しみから解放されると
自死を試みました。

怖くて出来ず
結局私には生きる道しかないのかと…

じゃあ、心で自分を殺してしまえばいい。

死んだことにしよう。

新しい自分をゼロから作り上げればいい。

今までの人生を全てリセットしよう。

別人として生きて行く為に
今までの真逆の考え方と行動を
意識して選択しよう。


死以外には
そうするしか考えられませんでした。


母親と一緒に暮らしながらも
心の中で縁を切りました。

自分探しの旅に出ました。



そして、紆余曲折ありながらも
今の夫と出逢い
結婚生活も時折問題が発生しましたが
より良く人生を楽しめるよう
お互い話し合い歩み寄って
今まで生きてきました。


夫との愛も困難を乗り越える度に
日に日に強くなり
毎日が愛で満たされ

「本当に幸せ!幸せ過ぎる〜♡」

という言葉が自然に口から溢れ
幸せで涙が出るほど
表現が古いかもしれませんが
〝薔薇色の人生〟でした。


何度もあの時
死ななくて良かったと思いました。

どん底にいる時に
こんな日が来るなんて
想像出来るわけがないでしょう。

生きてるだけで幸せ
そう感じながら日々を過ごしていました。


そして突然
どん底に突き落とされました。

人生とは予測不可能です。
計画通りにはなりません。


『容姿への執着』を手放せ
というメッセージなのでしょう。

鏡を見なければ
いつもの自分でいられる。
変わらない幸せな日常。

命がある。

どんな見た目でもいい。
今ある幸せを噛み締めたい。


この経験が自分の強さになり
器を大きくし
人としての深みも増し
誰かのお役に立てられる日が来ることを願いたい。


そう思いながらも
突然変わってしまった顔を
すんなり受け入れることは
到底出来ない現実。


今以上に醜くなるかも知れない
日々変化する現在進行形の目と
一生付き合っていかなければならないのです。

何もしないでただ老化するのなら
受け入れていたのかも知れない。

人に手を加えられ
傷つけられてできたこの目は
そんなに簡単に受け入れられるものではない。


もう後戻りは出来ないのだから
傷付いた自分を癒しながら
無理をしないで自分に優しく
今出来ることをし

顔を気にしないで
思いっきり笑える日が来るように
少しずつ受け入れ愛していきたい。


今もまだ朝が憂鬱で
悲しみの涙も出るし
今日も頑張って生きなきゃ!
という気持ちの方が強く

知らない顔の私が鏡にうつったり
過去の写真を見ては絶望するけど

いつまでも受け入れないことが
苦しみを強く長くさせてしまいます。

心が楽しくなる方に意識を向けよう。

もし神様がいるのなら

「若葉は幸せ過ぎて人生に刺激が足りないでしょう。
この辺で大きな刺激を与えましょう〜。
人生はゲームみたいなもんじゃよ。
さぁ、この困難をどうクリアしていくのかい?
楽しみにしておるぞ。」

こんな感じでしょうか。



人間の肉体は
この世に生を受けたら
必ず終わりが来る。

みんな同じように老いていく。


いつ来るかわからないその時まで
苦しみながら生きるより
楽しみながら死んでいきたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?