滋賀県安土町【観音寺城跡】～佐々木六角氏の城跡～

繖山（観音寺山）に築かれた近江源氏佐々木六角氏の居城で、
全山を城域とし、山城としては日本一の規模を誇るといわれています。
現在は石垣、郭や礎石、側溝を残すのみです。
その構造は、郭を単純に並べる構造で防御性に乏しく、
むしろ居住性を重視しているように見えます。
六角氏は守護であったため、部下をまとめるような力はありませんでした。そのため信長が攻めてきたときも、戦わずして城を逃げています。
しかし城下町の石寺に、日本で初めて楽市を設けるなど、
武力ではなく交易によって繁栄をもたらした武将でした。
 
＜所在地＞　　安土町石寺
＜アクセス＞　ＪＲ安土駅から徒歩60分