#361 秋の富山ひとり旅(2)~富山のジオスポット巡り~
宇奈月温泉から富山地方鉄道に乗りまして、新魚津駅まで向かいます。
ここからはカーシェアを使って移動していきます!
まず向かったのは、魚津埋没林博物館。国の特別天然記念物に指定された埋没林が保存展示されています。
埋没林の展示以外にも、富山の地質に関する資料も展示されており、地学好きにはたまらないスポットとなっています(笑)。
魚津市は埋没林以外にも、蜃気楼がよく見える街として知られています。残念ながら今は蜃気楼のシーズンではありませんが、春から初夏の3月下旬から6月初旬にかけてがよく発生する時期だそうです。
お待たせしました!いよいよ埋没林を見学していきましょう。
そもそも埋没林とは一体何者で、どうやってできたんでしょうか?
埋没林とは、文字どおり「埋もれた林」のことで、世界各地で発見されています。林が埋もれる原因には、火山の噴火に伴う火山灰や火砕流、河川の氾濫による土砂の堆積、地すべり、海面上昇などさまざまなものがあります。埋没した年代もさまざまで、数百年前から数万年前のものまであります。
今見学している魚津埋没林は、約2000年前、近くの片貝川の氾濫によって流れ出た土砂がスギの原生林を埋め、その後海面が上昇して現在の海面より下になったと考えられています。
埋没林は、その森林が生育していた場所全体が地下に密閉され、木の株だけでなく種子や花粉、昆虫などが残っているため、過去の環境を推定する大きな手がかりとなります。
今見学している魚津埋没林は「立山黒部ジオパーク」の一部に指定されています。
「立山黒部ジオパーク」はこのほかにも、黒部峡谷や室堂平などといったスポットが指定されています。
埋没林見学の後は、博物館に併設されたカフェでおやつタイム!
これにて、(984)富山県魚津市、制覇!
続いて向かうは入善町。黒部川の扇状地の中に位置する町です。扇状地ということで、町内にはたくさんの湧き水スポットが見られます。
湧水が多い入善町には、全国的にも珍しい湧水で生育する杉林「杉沢の沢スギ」があります。森林内では多様な生態系が見られ、国の天然記念物に指定されています。また、こちらも「立山黒部ジオパーク」の一部となっています。
森林浴の後は、入口にある「沢スギ自然館」へ。
沢スギを見学した後は、湧水スポットで飲料水を調達します。
湧水のまちを五感で味わったところで、(985)富山県入善町、制覇!
そろそろ日没という事で、黒部市の生地漁港から夕陽を眺めることに。
魚津駅に帰還するころにはすっかり暗くなっていました。
そういえば、魚津市は日本史でお馴染みの「米騒動」の発祥地でしたね。ふと思い出しました(笑)。
魚津からはあいの風とやま鉄道に乗って富山第二の都市・高岡まで一気に移動します。
夕食は駅前のお店で富山ブラックラーメンをいただきました。以前食べた元祖のお店よりもかなりマイルドで食べやすかったですね。
今晩の宿は快活ですので、もう少し夜の高岡市街を散策して滞在時間をケチります(笑)。
夜の高岡散策は軽く流しましたが、高岡市内の観光はまた明日じっくりしますので、乞うご期待ください!
本日はこの辺で以上とします。おやすみなさい…。
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