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#364 秋の富山ひとり旅(5)~富山第2の都市をぶらり~

 ここからは高岡市内を時間の許す限りぶらぶらしていきます!

吉久駅
(2022/11/3)

 吉久駅で降りまして、重伝建に登録された吉久の町並みを見に行きます。

吉久の町並み
(2022/11/3)

 吉久は、藩政時代には収納米を納める越中で最大の加賀藩の「御蔵」があり、船で大坂などに出荷されていました。明治以降も米を扱う商人が多く住み、米の交易で栄えました。旧道沿いの町並みは幕末から昭和初期にかけてのものといわれています。

かつては米の交易で栄えた
(2022/11/3)
重伝建の看板
(2022/11/3)
吉久神明社
(2022/11/3)
イチョウが綺麗
(2022/11/3)

 吉久の町並みは2020年に重伝建に登録されましたが、この他にも高岡市内には2つの重伝建の町並みがあります。せっかくなので、のちほど残る2か所にも足を運んでみようと思います。

路面電車の保存展示
(2022/11/3)
新吉久駅
バス停みたいな簡素な構造
(2022/11/3)
最新の車両がやってきた
(2022/11/3)

 市街地エリアまで戻ってきました。続いては志貴野中学校前駅で下車です。

志貴野中学校前駅
(2022/11/3)

 朝から色々活動して疲れたので、一旦喫茶店でひとやすみ。

カフェ くらうん
(2022/11/3)
コーヒーブレイク with チーズケーキ
(2022/11/3)

 コーヒーで一息ついた後は、高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーへ。

高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー
高岡市美術館と併設
(2022/11/3)
ドラえもんがお出迎え
(2022/11/3)

 『ドラえもん』の生みの親である藤子・F・不二雄氏は、ここ高岡市がふるさとです。以前、晩年を過ごした川崎のミュージアムには行きましたが、高岡にも分館的な感じでミュージアムがあるんです!

 館内は原則撮影禁止ですが、館内では藤子・F・不二雄の「まんが」の原点に触れられる展示ラインナップとなっており、大人から子供まで楽しめるスポットとなっています。

初期のドラえもん
今よりだいぶ「ずんぐりむっくり」
(2022/11/3)
ドラえもんトラム運行中
果たして遭遇できるか!?
(2022/11/3)
ドラえもん入り看板
(2022/11/3)

 併設する高岡市美術館ではちょうどバンクシー展が開催されており、多くの来館者で賑わっていました。バンクシー展は滋賀の美術館以前で見たので今回はパスです(笑)。

富山県立高岡工芸高等学校
門が凝っていて凄い
(2022/11/3)

 続いては、昨晩ぶりの高岡古城公園へ。実は『ドラえもん』に登場する「学校の裏山」のモデルとされているようです。

高岡古城公園
(2022/11/3)
加賀藩初代藩主・前田利長
加賀前田家2代当主であり、高岡城を築いた
(2022/11/3)
本丸広場
運よく「彩雲」が撮れた
(2022/11/3)
越中国一之宮・射水神社
今回は間に合った
(2022/11/3)
虎の絵馬
(2022/11/3)
噴水と東屋
(2022/11/3)

 再び路面電車に乗ろうと駅で待っていると、思わぬ臨時便がやってきました(笑)。

冬に備えた除雪車
(2022/11/3)

 臨時便に続いてやってきたのは、ドラえもんトラム!ナイスタイミング~。

ドラえもんトラム
(2022/11/3)
内装もしっかりドラえもん
(2022/11/3)
片原町駅
(2022/11/3)

 続いては、高岡市街地にある山町筋へ。市内に3つある重伝建の町並みの1つです。

山町筋の町並み
(2022/11/3)

 山町筋は加賀前田家二代当主の前田利長が高岡の町を開くにあたり、近隣の城下町から町人を招いて北陸道沿いに商人町を造ったことが始まりです。高岡は江戸期から明治期にかけ物資集散の拠点として発展し、その中でも山町は商業活動の中心でありました。

レトロな町並みに合う赤ポスト
(2022/11/3)
菅野家住宅
(2022/11/3)
山町ヴァレー
お買い物スポットとして人気
(2022/11/3)
大野屋 高岡木舟町本店
お土産を調達
(2022/11/3)

 山町筋からそのまま歩いて西に向かうと、もう1つの重伝建の金屋町にたどり着きます。

そろそろ日没
(2022/11/3)
鳳鳴橋と千保川
(2022/11/3)
金屋町の町並み
(2022/11/3)

 前田利長が開町まもない城下町高岡の繁栄策として、領内から7名の鋳物師を金屋町に呼び寄せ、鋳物場を開設しました。その結果、鋳物産業が根付いて高岡鋳物発祥の地となり、今日に続く高岡銅器産業の中心として大いに栄えました。
 今も細やかな千本格子造りの家々が軒を連ね、およそ500mにわたって続く石畳の道と見事に調和して、美しいたたずまいを見せています。

千本格子造りの家
(2022/11/3)
とても風情がある
(2022/11/3)
看板も高岡鋳物仕様に
(2022/11/3)

 今更ですが、実は昨日今日とまちの至る所で高岡鋳物を見ているんです(笑)。気になる方は是非写真を見返してみてください!

軒先の風鈴がいい音を出している
(2022/11/3)

 今回、吉久、山町筋、金屋町と3つの重伝建を巡ってきましたが、どれも全然雰囲気が違っており歩いていてとても楽しいです。個人的には金屋町の雰囲気がお気に入りですが、みなさんもお気に入りのスポット探してみると、まち歩きが楽しくなること間違いなしです!

 時刻は夕暮れ時となりました。路面電車の駅まで歩いて、高岡駅へ戻りましょう!

 歩き続けてお腹が空いたので、途中のお肉屋さんでコロッケを購入。高岡は全国有数のコロッケ消費量を誇るまちで、「高岡コロッケ」として町おこしを展開中です。ちなみに「高岡コロッケ」のイメージキャラクターを務めるのは、『キテレツ大百科』の「コロ助」なり~(笑)。めっちゃ適任じゃないですか…。

マルジン昭和通り店
(2022/11/3)
男爵コロッケ
(2022/11/3)
コーンクリームコロッケ
(2022/11/3)

 アツアツでサクサクでホクホクで美味しかったです。今回は定休日で行けませんでしたが、高岡にはコロッケカフェなるお店があるので、いつか行ってみたいなと思います。

 帰りがけに黄昏時の山町筋に立ち寄り、高岡駅まで戻ってきました。

山町筋(黄昏ver.)
(2022/11/3)
旧高岡共立銀行本店
(2022/11/3)
高岡駅に帰還
(2022/11/3)
高岡市ドラえもんポスト
もちろん高岡鋳物
(2022/11/3)
高岡駅のメロディーを再現!
ベルももちろん高岡鋳物
(2022/11/3)

 これにて、(176)富山県高岡市、再訪!

 実は今回が2度目の高岡でしたが、前回はほとんど観光出来なかったので、今回半日かけてじっくり回れてよかったです。それにしても、高岡はいい町ですね~。個人的にかなり気に入りました(笑)。これでも高岡を全部回り切れていないので、また時間を見つけて訪れたいなと思います。

 この後は富山市に戻って、締めに入りたいと思います。

















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