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#383 冬の福岡旅(8)~対馬の城下町・厳原~

 対馬北部の比田勝を出発し、対馬南部の厳原まで一気に南下していきます!

対馬にもゴーゴーカレーは出店しているっぽい
(2023/1/15)
日本と韓国の国旗が掲揚
コロナ前は韓国人客が押し寄せて居たっぽい
(2023/1/15)

 食後の睡魔と闘いながら、2時間弱かけて対馬を再び大縦断(笑)。厳原に着いたのは午後2時のこと。フェリーの出港まで残り1時間半となりました。

 対馬南部の厳原(いずはら)は、古くから対馬の玄関口として発展してきました。中世以降には対馬藩主・宗氏の城下町として整備され、現在は市役所も置かれる対馬の中心地です。

 対馬に滞在できる時間はあとわずかですが、ここからは厳原地区内をいろいろ見物していけたらと思います!

宗義智公之像
(2023/1/15)
対馬の防火壁
対馬特有の景観となっている
(2023/1/15)

 まず訪れたのは、市街地の西側にある万松院。対馬藩2代藩主・宗義成が、父である初代藩主・宗義智の冥福を祈って1615年に建立した寺院です。以降、対馬藩を代々治めてきた宗家累代の菩提寺となりました。

万松院 山門
(2023/1/15)
万松院 本堂
(2023/1/15)

 本堂内部には朝鮮国王から寄贈された三具足がしれっと展示されています。

朝鮮国王から寄贈された三具足
(2023/1/15)
御本尊
(2023/1/15)

 境内の奥には132段の石段(百雁木)が続き、上った先には宗家一族の墓所が立ち並びます。

百雁木
(2023/1/15)
幽玄な雰囲気を醸し出す
(2023/1/15)
対馬藩主宗家墓所
(2023/1/15)
万松院の大杉
(2023/1/15)

 墓地の規模は大大名並みの規模で、金沢市の前田藩墓地、萩市の毛利藩墓地とともに日本三大墓地の一つとも言われています。対朝鮮半島の窓口として非常に勢力を誇っていたことがうかがい知れますね。

 万松院の近くには宗氏の拠点であった金石城跡もあります。

金石城 搦手門
(2023/1/15)
金石城 櫓門
(2023/1/15)

 城内には石庭があり見学できますが、時間がないので今回はカット。

 最後は少々駆け足ではありますが、対馬博物館を見学してきました。

対馬博物館
(2023/1/15)

 対馬博物館では、対馬の自然、歴史、文化にまつわる様々なものが展示されています。かなり駆け足で見たので、個人的にあと2倍の滞在時間は欲しかったです(笑)。

2022年オープンとかなり新しい
(2023/1/15)
石英斑岩
先ほど見た防火壁にも使われている
(2023/1/15)
充実の展示ラインナップ
(2023/1/15)
和韓混交鐘
日本と朝鮮半島のハイブリット
(2023/1/15)
「偽」を用いた通交
国書偽造とかが公然のごとく行われていたらしい
(2023/1/15)
金石城跡からの出土品
(2023/1/15)

 突然ですが、みなさん「朝鮮通信使」を御存じでしょうか?中学の歴史の教科書に登場しているはずなので、どこかで一度は聞いたことがあるとは思います。
 「朝鮮通信使」とは室町時代から江戸時代にかけて朝鮮から日本へ派遣された外交使節団のことです。
 ここ対馬は、今も昔も変わらず日本と朝鮮半島の架け橋的存在として重要な場所です。そんな対馬を治めていた宗氏は、「朝鮮通信使」を介した日本と朝鮮の国交樹立に際しても大きな活躍を果たしています。

 てなわけで島内には「朝鮮通信使」にまつわる遺構もたくさんあるのですが、時間の都合で行くことは叶いませんでした。

朝鮮通信使ゆかりの場所マップ
(2023/1/15)

 現在は「朝鮮通信使」自体は無くなったものの、当時の通信使の行列を再現したお祭り「対馬厳原港まつり」が年に一度開催されており、対馬の風物詩になっています。興味がある方は是非日程を合わせて来島してみてください!

 博物館を後にして、近くの物産館で対馬のお土産を調達!

観光情報館 ふれあい処つしま
(2023/1/15)
おみやげ その1
対馬オリジナルマグネット
ツシマヤマネコ入り
(2023/1/15)
おみやげ その2
対馬銘菓「かすまき」
こしあんをカステラで包んだ和菓子
帰りの船内でいただきます
(2023/1/15)

 そろそろ出港の時間となりましたので、レンタカーを返却して急いでフェリーターミナルへ。

また来てにゃん
(2023/1/15)
ハングル分かる方いたら教えてください
(2023/1/15)
旧・厳原港ターミナルビル
こちらは現在使われていない
(2023/1/15)
新・厳原港ターミナルビル
(2023/1/15)

 24時間の滞在では到底回り切れませんでしたね(笑)。次は天気がいい時に改めてリベンジしたいと思います!ついでにパスポートを取って、そのまま韓国に渡るというのも面白いかも?
 そんな空想プランを考えながら、フェリーは福岡・博多港に向かって出港です!

博多に帰ろう
(2023/1/15)

 これにて、(998)長崎県対馬市、制覇!

 長崎県も残すところ、5市町村となりました。次は五島列島でも行こうかな~(笑)。

 そして、1000市町村も見えてきました。この感じだと明日にでもその瞬間を迎えそうですが、一体どこになるのやら…?

No.998 長崎県対馬市(16/21)
次は五島列島!?
ばいばい対馬
(2023/1/15)

 壱岐を経由して、博多港に着いたのは夜8時過ぎ。

30時間ぶりの壱岐
(2023/1/15)
博多に帰還
(2023/1/15)

 とりあえずお腹が空いたので、夕食は博多ラーメンをいただきましょう!

博多らーめんShinShin 天神本店
福岡を代表する人気店
(2023/1/15)
王道の豚骨ラーメン
(2023/1/15)

 上陸初日に食べたクリーミーな豚骨ラーメンとは異なり、こちらは皆さんが想像するザ・豚骨ラーメンです。替え玉までしっかり楽しみ、完食です!

 夕食後は夜の福岡市街を軽~く散策することに。

夜の天神
(2023/1/15)
夜の中州
(2023/1/15)
一蘭 本社総本店
(2023/1/15)

 歩いていたら屋台で一杯やりたくなったので、博多と天神の中間にある中洲地区へ向かいます。

中洲の屋台
(2023/1/15)

 福岡の夜の名物である屋台ですが、聞くところによると観光客が多い中州よりも天神の方が空いていて安いらしいです。真偽のほどは定かではありませんが、まあ安いに越したことはありませんので、大人しく天神の屋台に向かうとしましょうか(笑)。

屋台屋ぴょんきち
(2023/1/15)

 屋台ってすんなり入れるかと思いきや、最近は客が増えて屋台に並ぶ光景も珍しくないんだとか。ここは大人しく並びましょうか…。

 寒空の下、10分ほど待ちまして、ようやく屋台の中へ。とりあえず蕎麦焼酎のロックと一口餃子を頼んでしっぽりタイム。

蕎麦焼酎(ロック)+明太一口餃子
合計1100円
(2023/1/15)

 結局天神の屋台の方が安いかどうかはよくわかりませんでした(笑)。現地で検証された方がいましたら、情報提供をお願いします…。

 いい感じに酒が回ったところで、本日の宿に向かうとしましょう。

旧福岡県公会堂貴賓館
(2023/1/15)
福博であい橋
(2023/1/15)

 本日からは中州近くにあるカプセルホテルで2泊します。ここ3日間は福岡を離れて離島に行ってましたが、明日からは再び福岡県内をぐるぐる回っていきますので、乞うご期待を!

 それでは、おやすみなさい…。

おやすみなさい
(2023/1/15)













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