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#381 冬の福岡旅(6)~「国境の島」に上陸~

 壱岐を出発し、対馬に向かう船内では見事に爆睡しまして、気づけば対馬に到着していました(笑)。
 悪天候につき海上はそこそこ荒れていましたが、寝ていたお陰で船酔いも回避です。

気付けば対馬に
(2023/1/14)

 時刻は15時前。本日はレンタカーを借りてちょこっとだけ島内を観光します。メインは恐らく明日になりますね…。

 まず向かったのは金田城跡。飛鳥時代に築かれた古城で、対朝鮮半島の最前線の要塞として使われました。その後長らく使われない時期が続きましたが、近代に入ってから日露戦争にて再び日の目を見ることに。

 せっかくなら山を登って城の中を散策したいのですが、そんなことをしていると日が沈んでしまうので今回は麓だけで我慢です(笑)。雨が降った後で足場も悪いですしね…。

金田城跡
(2023/1/14)

 金田城跡を出発してから数分後、なんとイノシシの親子に遭遇。車越しとはいえ、ちょっと怖かったです…。

 お次は万関橋へ。こちらの橋は万関瀬戸と呼ばれる運河に架かっています。元々この場所は陸続きでしたが、明治後期になって南下政策をとるロシアとの戦争の機運が高まり、軍事的な目的で万関瀬戸が開削されました。

 対馬は元々1つの島でしたが、この運河によって南北に分断され、北側を上対馬(上島)、南側を下対馬(下島)と呼んでいます。

万関橋
(2023/1/14)
万関瀬戸の東側を望む
小さな漁港が見える
(2023/1/14)
万関瀬戸の西側を望む
(2023/1/14)

 近くには展望台もありましたが、眺望に関してはイマイチでした(笑)。

防人出征の時の歌
(2023/1/14)

 本日最後に向かったのは、姫神山砲台跡。対馬はしばしば「国境の島」と呼ばれるように、国防上重要な場所です。そのため、戦前の対馬は要塞化が進められ、これから向かう砲台跡もその遺構の1つです。

砲台より北側を一望
(2023/1/14)
姫神山砲台跡
(2023/1/14)

 映画の撮影シーンに出てきそうな景色がそのまま目の前に!かなり大規模な砲台であったことがうかがえますね。

弾薬庫の中
(2023/1/14)
映画のワンシーンに登場!?
(2023/1/14)

 時刻は夕方5時前。本日の観光はこのぐらいにしまして、本日の宿に向かいましょう!

 本日は万関橋から少し南に戻ったところにある民宿でお世話になります。

民宿 つりの家
(2023/1/14)
宿に着いた時の安心感と来たら
(2023/1/14)

 チェックインを済ませ、一旦コインランドリーに向かいます。

大型コインランドリーさかい
(2023/1/14)

 洗濯が終わるのを待つ間、車内であることを試してみることに。

 対馬は「国境の島」と呼ばれるように、本土よりも朝鮮半島の方が近い位置関係です。そのため、韓国のラジオが聴けるという話をネットで見たことがあります。ということで、本当に韓国のラジオが聴こえるかどうか検証してみました(笑)。

韓国のラジオが聴けるか検証!
(2023/1/14)

 結果は「しっかり聴ける」でした~(笑)。残念ながら韓国語を勉強していないので何を言っているかはわかりませんが、韓国語が流れていることは間違いありません!
 改めて、自分が「国境の島」に来ていることを実感させられた瞬間でしたね。

 いい感じに時間を潰したところで、宿に戻って夕食タイム!

夕食は海の幸満載
(2023/1/14)

 こちらの民宿の旦那さんは元漁師とだけあって、料理のクオリティが凄いです!

 ラインナップとしては、昨晩の壱岐同様にブリやサザエ、アワビが並び、クロダイなどが加わりました。
 普段の生活ではなかなか海鮮を食べる機会がないので、こういう時にしっかり堪能しておかなきゃですね(笑)。

 本日はちょっと短めですが、以上になります!

 本格的な対馬観光は次回へ~。

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