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コタロウと酢酸菌

皆様いかがお過ごしでしょうか?

琵琶語りのコタロウです。

今回は「コタロウと酢酸菌」についてお話いたしましょう。

ってなんやねん!酢酸菌って!もっといい話題あったやろ!!酢酸菌て!!という皆様の心の内は手に取るようにわかります。


実はコタロウ・・・、こうみえて理系なんです・・・。

琵琶するから文系専攻の民族学とかやろ!!って勝手におもってませんでしたか?

ガチガチの農学系男子なんです・・・コタロウ・・・。

主な科目としては「微生物工学」と「食品機能学」を学んでおりました。

どっちも食べること大好きなコタロウにぴったり!!

微生物工学は、平たく言えば、いかに有用な微生物を効率よく増やして活動してもらうかという学問です。

食品機能学は、食品に秘められた有用な効能を調べ、明らかにしていく学問です。

大学時代は紫芋焼酎粕から酢酸菌を使ってお酢を作る研究と出来たお酢に有用な効能があるのかを調べる研究をしておりました。

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なんじゃこの紫のドロドロは!!!

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これが紫芋焼酎粕です。これから残留アルコールを酢酸にしようとしておりました。

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当時はたまに酢酸菌の声が聞こえるくらい実験好きでよく無理をしていました。当時の体重はなんと驚異の124kg・・・。完全にストレスで太るコタロウです。

酢酸菌はアルコールを食べてお酢を生産する菌です。

これが可愛い酢酸菌です。

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ある意味日本酒作りにおいては禁忌な微生物とも言えます。

当時コタロウはアルコールを酢に変えることが生きがいだったのです。

しかし・・・、これがコタロウの初めての挫折に繋がるのです。


今だからいいますが、人には向き不向きがあるのです。

実験は好きだったんですが、論文を起こすことが超絶苦手でした・・・。

文章を書くと詩的になるのです。ポエマーな論文の出来上がりです。

本当にこれには苦しみました。指導してくださった先生も溜息ものですから。

私は大学院中退なのですが、笑顔で頑張って、ずっと無理し続けていたコタロウはもう実験も論文も嫌になってしまったのでした。体も心も思うように動かなくなります。

当時研究者を目指していたコタロウは、なんてダメな奴なんだと動かない体と沈む心を恨み、悔しくて泣いては食う寝るのループに入ります。

今思えば、あの時間は無駄ではなかったと思います。

今の仕事にいたるまでの準備だったのだと思います。

どぎゃんかなる。

どうにかなるのです。

農学の研究者になろうとは思えませんが、きっと誰かの役にたつ人生は歩めることに感謝して、今回の記事を読み終わりたいと思います。

さて次回はどんなお話ができましょうか?

またの更新をお楽しみに!

更新は毎週火曜日です!



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