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2023-11-23フォーカルジストニア備忘録

ブログの更新がだいぶ滞りましたが、ここ半年ぐらい考えたこと、
感じたことなどをまとめてみます。

・もともと手首がかたまるような症状だったので、手首を動かそうと意識するあまり、その意識のせいで手首に力が入ってしまっていた。
鏡を見て練習していたので見た目の変化ばかり求めて、無駄な力が入っていることに気づかずにいた。意識がそこに向いていなかった。
それで鏡を見て練習するのをやめ、自分の身体の感覚に耳を傾けるように
してみようと思った。
今までは見た目をなおす→理想的な奏法に近づく という考えだったが
身体の無駄な力を抜くことにに注力→結果的にフォームが良くなる
ではないかと考えるようになった。

・上記より鏡は見ず、自分の演奏を録画したものをあとで見て改善点を探ることにした。自分のもともとの症状は手首が硬直してしまい、撥を上下に動かすことができなくなって、前腕の上下運動が代償行為として、暴れ馬のように動くようになってしまった。いまはり患当初から比べるとだいぶ動きは小さくなったが、動き自体は身体にしみついてしまい、今や手首の硬直より前腕の上下動のほうが問題のある動きとなっているように思う。
練習中、一生懸命手首を回旋させているつもりでも、動画で確認すると
回旋しているのは最初だけで、自分の気づかずうちに、すぐに前腕の上下動が主な動作となっている。
もしかして手首が動かなくなるのは、勝手に前腕が上下動するために
更に手首を動かしてしまうと弦に当たらなくなってしまうので
あえて動かなくしているのか。(自分の身体だけどコントロールできないのがフォーカルジストニアなので、手首の気持ちを考えてみた・・・)
なぜ手首を動かしているつもりなのに、全然動いてなくて前腕が動いているのか。
楽器と撥には触れていない状態で、手首だけ動かしてみる。特に問題なし。
前腕だけ上下動させてみる。特に問題なし。
手首を振りながら、前腕を上下動してみる。こうすると前腕が動いているという感覚がだいぶ薄れる。手首に意識がいって、前腕も動いているのに
動かしているという感覚があまりない。
以上より前腕が動いている、動かしているという感覚をしっかり感じる
ここがフォーカルジストニア症状の改善の肝になりそう、という気がした。
感覚を取り戻すトレーニングをどうするかは、いま思案中・・・

色々考えは巡るのだけど、見当違いなこともあるし
上記の考えも間違ってるかもしれないし
トライ&エラーの繰り返しで、これは研究だなと思う。

最近良かったことは、フォーカルジストニアの改善について
諦め度が増したこと。
どういうことかというと、今までは「治ったら○○しよう」と考えていた。
今は治るかわからないし、治っても何十年かかるかもしれないし
今できる範囲で、もっとできることをやって行こう、
という考えにシフトできたということ。
今迄もそういうふうに何度も思ってきたけど、実際に身体はなかなかそのように動いてくれなかった。
ただ完全に諦められたわけでなく
研究に入ると、なかなか抜け出せないことは未だに多いけど
音楽、曲の探求のために練習できる時間も増えてきて
こないだ久しぶりに曲を探求していく練習って楽しいなって、思えた。

いいことばかり書いたけど、きっと明日からまたグチグチ悩みながら
練習を続けていくと思います^^

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