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映画『ドライブ・マイ・カー』

とにかく村上春樹が好きだ。
なので、この映画を見ないわけにはいかなかった。
Amazonプライム・ビデオでレンタルできると知り、早速見てみることに。
結果として、リピートしたくなる価値の高い1作だった。


村上春樹の小説らしい人に言えない過去を持った登場人物たちは、
誰もが謎めいて魅力的だ。

現実に起きたことのみを述べれば数行で終わるような出来事も、
人の心の中にあるそれぞれの真実の物語は異なるものだ。
その種の物語は人の心に届くものだいうことを、
この映画は改めて伝えてくれる。


当初から評判の高かった岡田将生の演技は、深い海のような底知れなさと豊かさをはらんだ見事なものだった。
アラフィフの西島秀俊と霧島れいかが全く年齢を感じさせないラブシーンを堂々と演じているのも、印象的だった。


冒頭から思ったより性描写が生々しい。
家族で一緒に見るには不向きなので、気を付けてほしい(笑)。


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