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バンドマンはライブ中にどこを見ているか

義務教育で習わないことの一つに、「ステージ上ではどこを見るべきか」があります。

ルールもない以上、バンドマンが100人いれば、100通りの「見方」があるでしょう。そんなわけで、今回は「僕がどこを見ているか」を書いてみます。

まず、ザックリ2パターンかなと。
①お客さんの方
➁お客さん以外


①お客さんの方

概ね正面を向いているゆえ、「お客さんの方」を見る。とはいえ「お客さんの方」ってどこだ?

一番手前(最前列)か、奥(最後尾)か。はたまた音響/照明エリアなのか。


自分の場合は、「全体像」と「ピンポイント」を行き来している印象。

「お客さん(フロア)全体」をとらえながら、ちょくちょく特定のエリアに視線を飛ばしていく。

例えるなら、グーグルマップで拡大と縮小をやる感じ。いったん俯瞰でとらえてから、気になるエリアをクローズアップする。


で、理想はピンポイントへのクローズアップを、人数分行うこと。つまり「一人一人に視線を送る」ってことですね。

(名前を出して良いか分からなかったので伏せますが)某大先輩も、「一人一人を見るようにしている」と仰っていました。

お客さん側に立つと分かりますが、わりかし伝わるかなと。プレイヤーが「全体」にライブをしているのか、「一人一人」にライブをしているのかって。


ただ、一応例外もあり。以前幕張でLimp Bizkitのライブを見たとき、Fred Durstは虚空のかなたを見ていました。でも、ライブはめちゃくちゃヤバかった。最高。あそこまで到達しちゃうと、もはや異次元。想像もつきません。



➁お客さん以外

お客さん以外、つまり「メンバー」もしくは「ステージ袖」ですね。

メンバーは、いわゆるアイコンタクト。もしもトラブってたりなんだりしたら、いち早く気づいて対処したい。ベースは比較的自由に動けるし。

4人でやったときの映像は、いつもよりメンバー見てるから分かりやすいかと。1人不在によるカバーリングを意識してたゆえ。


袖は、「誰が見ているか」を把握するため。ライブ後に会話するとき、見てくれていたかどうかって重要なので。

あとは軽くコミュニケーション取ったり。例えば動画撮ってくれてたら、ワンポーズ入れる、みたいな。


もちろん対バンなら準備や片付けもあるから、「見てる/見てない」をとやかく言うつもりはありません。自分だって、全てのライブを全瞬間見ているわけじゃないから。

ただ、そこをクリアにしていた方が、お互い話やすい。打ち上げとかで「その日のライブ」について話すなら、見てくれていた人と話した方が良いし。


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というわけで、ザックリ2パターン紹介しました。もちろん見る場所と見方は人それぞれ。あくまでも自分の例です。


ライブやバンドに関するコラム、他にも書いています。よければぜひチェックしてみてください~🙋‍♂️ ありがとうございます!




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