【BUMP OF CHICKEN - sailing day】ベースカバーの音作り方法【弾いてみた】
sailing dayのカバーでやった音作りの方法を紹介します。
まずは全体の音流れからザックリと。使用したエフェクターがこちら。
今回はベースのライン音を2種類混ぜて作っています。コンプ(右下)のアウトから、Yケーブルで上の段側と下の段側へ分岐(詳しくは後述)。ちなみに右上のサプライはMXRのM239です。
エフェクターボードに入る(右端の縦につながっているケーブル)までの機材がこちら。
ベース
■Ibanez - BTB1605 DTF
↓
ピック
■Ibanez - BEL18HD12
↓
ベース弦 (.045/.065/.085/.105/.130)
■BACCHUS EB Strings BBS45-5
↓
シールド
■KLOTZ - TIR0300PSP
コンプは、Inner Bamboo Bass Instruments - Ultimate Comp II 。このアウトから2つに分岐、まず1つ目が下段の2つ。
■Vivie - Rhinotes
■Radial - JDI
JDIのアウトからインターフェイスにin。
分岐した2つ目が上段の2つへ。
■Walrus Audio - Voyager
■TECH21 - SansAmp Bass Driver DI V2
SansAmpのアウトから、アンプ (Markbass F1)へ。アンプのラインアウトからインターフェイス(下に見えているRME - Fireface UC)にin。
アンプのセッティングはこんな感じ(ちょい暗くてスイマセン🙇)。右端のツマミはキャビで鳴らすときのボリュームなので、今回は関係ありません。
ちなみにラインケーブルにはOYAIDE - PA-02 XLR V2を使いました。ちょっと見えている紫色のケーブル。
この仕組みを大まかにいうと、
JDI側:クリーン音
アンプ側:歪み音
です。
基本的な構造は、普段メタルコアサウンドを作るとき(以下の解説動画)と同じ。
ですが、今回ここからDAW側でさらにDI側に歪みをかけています。+EQやコンプなどで微調整も。
端的に言うと以下の2つを混ぜている形。
・デジタル(プラグイン)で作った歪み
・アナログ(エフェクター)で作った歪み
つまり、↑の解説動画で鳴っているような実機の歪みと、↓の動画で鳴らしているようなデジタル歪みを混ぜています。
↑のWage Warカバーを踏まえてあらためて聴いていただければ、なんとなく伝わるかなと。この歪み感を少し混ぜてます。
そもそもBUMPでは全体的に歪みは抑えめ。「あんまりバキバキすぎてもな」と思ったので(バキバキ感覚がもはや迷子)。
とはいえ、抑えると「輪郭感」がちょい失われる。したがって、それを補うためにデジタルを混ぜています。
※なぜクリーン側の音を使っていないか。原曲に合わせるカバーの場合、既にベース音があるので(原曲のベース音がクリーン側として機能するイメージ)。
なおRhinotesはプラグインかける前に挟むだけでも、全然音変わります(Gainをほぼ上げない使い方だからかも)。
というわけで、やや駆け足気味でしたが音作り方法の解説でした。もちろん僕もまだまだ日々試行錯誤中なので、また何か発見があれば更新していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます! それではまた!
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