2022年 カタールワールドカップ グループH ポルトガルvsガーナ 備忘録記事
ポルトガル3-2ガーナ
得点者(POR)
63' 7クリスティアーノ ロナウド
78' 11ジョアン フェリックス
80' 15ラファエル レオン
得点者(GHA)
73' 10アンドレ アイェウ
89' 11オスマン ブカリ
両チームのフォーメーション
ハイライト
グループHもう一つの試合は、ポルトガルvsガーナの試合。
前半からボールを保持して試合を進めていたのはポルトガルの方。ブルーノを高い位置において、両SBを高くした2ー3ー5のような布陣でビルドアップを試みる。
しかし、ガーナも5ー3ー2のブロックを組むため上手く噛み合ってしまうシーンは多かった。攻撃を司るアイデアを持つブルーノ、ネヴェス、ベルナルドを経由してもなかなかズレを産み出せない時間が多かったように感じる。
そんな中でも効果的だったのはインナーラップからの折り返し。右のカンセロはそこを積極的に行っていたし、左もオタヴィオが内側追い越してクロスを入れてチャンスを作っていた。
一方のガーナは、とても難しい時間が続く。2トップがなかなか陣地回復が出来ないのは難点。アイェウに長いボールを入れてもディアスに跳ね返されてしまうシーンが続いてしまい、攻撃に転じる場面は少なかった。
そんな中で迎えた31分にジョアン フェリックスが蹴りあげたボールをエリア内で収めたロナウドがゴールネットを揺らすも、その手前でファウルの笛がなり得点は認められず。
前半を0ー0で折り返して迎えた後半。後半はガーナがボールを握りながら試合を進める。ここで良かったのはクドゥス。要所で顔を出してボールを受け、ガーナの攻撃を支えていた。
それでも先手を取ったのはポルトガルの方だった。62分、幅を取っていたゲレイロのパスをフェリックスがスルーしてボールを受けたロナウドがエリア内で倒されてPKを獲得。これをロナウド自らが決める。
しかし、その10分後。左サイドからスルーパスが出るとポルトガルのCB間から抜け出したクドゥスが折り返し、最後はアイェウが押し込んで同点となる。
これで試合の行方が分からなくなったと思いきや、78分にトランジションからポルトガルのカウンター。カルバーリョのパスを受けたブルーノがスルーパスを送り、抜け出したフェリックスが決めて勝ち越しに成功する。
更にその2分後に再びポルトガルのカウンターが発動。フェリックスのボールカットからブルーノが溜めを作り左サイドを駆け上がってきたレオンに出すと、GKとの1vs1をそのまま決めて3点目をあげる。
それでもガーナも意地を見せる。89分にロングボールに抜け出した左WBのババがカンセロに走り勝つと、クロスに途中出場のブカリが頭で合わせて1点差とする。
土壇場で1点を返したガーナはポルトガルゴールに迫るもなかなか同点ゴールをあげることが出来ず。ポルトガルも後半アディショナルタイムに時間を稼ぐことが出来ずに試合はラストプレーに突入。
迎えた試合終了間際。クロスをキャッチしたコスタの背後で忍者を試みたアリドゥーが足を滑らせシュートを打つことが出来ず。最後の不意打ちにを耐え凌いだポルトガルがギリギリのところで勝ち点3を手にした。
雑感
ポルトガルの評価は正直難しいなと思った。色気を見せたい感じはしたし、それに答えられそうなメンバーが揃っているだけにビルドアップの機能がイマイチである。
それよりも2、3点目のようなトランジションからのカウンターアタックの方が効果的だったのは切ない部分だ。
次節のウルグアイとの試合ではポルトガルがボールを持つことが多くなるはず。そんな中でどのようにウルグアイの強固なブロックを突破するのかは見ていきたいところだ。
見返しツイート
今回はおやすみ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?