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2022関東大学サッカー1部 第1節 流通経済大学vs桐蔭横浜大学 ハイライト記事

流通経済大学0-7桐蔭横浜大学

得点者(流通経済大学)
なし

得点者(桐蔭横浜大学)
26分 16左部開斗(4年=流通経済大学附属柏高校)
28分 15楠大樹(4年=桐生第一高校)
51分 9山田新(4年=川崎FUー18)
64分 15楠大樹
71分 10水野颯太(4年=常葉大学附属橘高校)
85分 33久永瑠音(1年=JFAアカデミー福島)
88分 14白輪地敬大(3年=桐蔭学園高校)

両チームのスタメン

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ハイライト

 2022年 関東大学サッカーリーグ戦1部のオープニングゲームとなったこの試合。昨年のリーグ王者である流通経済大学と桐蔭横浜大学の対戦となった。

 両チーム共にスタイルは昨年とほぼ一緒。流通経済大は4-3-3のシステムで人を動かしながらパスコースを作る形。そこからスピードのある両WG清宮優希(2年=流通経済大学附属柏高校)と中島舜(2年=柏Uー18)に如何にボールを届けるかが肝になっていた。

 それに対し桐蔭横浜大は4-4-2でミドルブロックを組みながら、前掛かりになる流通経済大の背後を奇襲するような入りを見せる。ここで存在感を出していたのは桐蔭横浜大の9番山田新(4年=川崎FUー18)である。収めて良し、裏抜け良しという感じで流通経済大のCBに対して優位を作れていた。

 序盤は基本的には流通経済大がハーフコートまで押し込むことに成功。ただ、そこからの崩しのバリエーションであったりラスト30メートルへの侵入が上手く行かないシーンが多めであった。ここは、まだ若いチームであるため中々難しいところ。これから徐々に成熟していくはずだ。

 ただこの試合では攻撃を綺麗に終わりきれ無いのが裏目に出る。中途半端なロストをすると流通経済大の背後を虎視眈々と狙う桐蔭横浜大のアタッカー陣にひっくり返されるシーンが多め。そのため、桐蔭横浜もボールを持たれているもののチャンスは有るという入りだった。

 すると迎えた前半26分。流通経済大のプレスが止むと、GKの北村 海 チディ(4年=関東第一高校)がビルドアップに参加。CBからボールを引き受けると、スリーセンター脇に構える羽田一平(4年=岡山県作陽高校)にロングパスを入れる。ボールを受けた羽田がゴール前にボールを入れると、CBの背後を突いた山田がゴール前で折り返し最後は左部開斗(4年=流通経済大学附属柏高校)が押し込み桐蔭横浜大が先制した。

 その2分後には五十嵐聖己(2年=尚志高校)のスローインを左部が落とし、ボールを受けた水野颯太(4年=常葉大学附属橘高校)が山田とのワンツーでエリア内に侵入。最後はゴール前での混戦を楠大樹(4年=桐生第一高校)が押し込んで桐蔭横浜大が2点をリードして前半を終えた。

 2点ビハインドとなった流通経済大は当然前への意識を高める。しかし、前半と同じような課題に直面すると、その背後を再三狙われ続け押し込まれる展開に。すると、コーナーキックから山田に決められ3失点目を喫してしまう。

 早々に3点目を奪えた桐蔭横浜大はこれ以降もフルスロットルで押し込んで行く。一度相手をハーフコートに相手を押し込んでしまえば、そこからトランジションの速さで即座にボールを回収出来ていた。これにより再び流通経済大のゴールを脅かしていく。

 流通経済大としては、個で打開出来る選手たちに薄くなったDFラインを狙われ押し込まれてしまい、それを跳ね返しても桐蔭横浜大の素早いトランジションに寄って自陣から脱出出来ない苦しい展開となってしまった。

 最後は交代選手を交えながら最後まで強度を落とさなかった桐蔭横浜大が立て続けにゴールを奪い、終わってみれば7-0と大差が付いた試合となった。

この試合で気になった選手

桐蔭横浜大学 
FW 9山田新(4年=川崎フロンターレUー18)

 この試合1ゴール1アシストの活躍を見せだけで無く、ゴール前への果敢な飛び出しや抜群のボールキープで桐蔭横浜の攻撃を牽引。高い身体能力を活かし、流通経済大DF陣を寄せ付けないプレーを見せるなど数字以上に大きな活躍を残していた。ダミアンや小林悠の去就もあるため戻って来て欲しい所だが、今オフは甲府に練習に参加していたとのこと。果たして何処に行くのか。

流通経済大学
MF 14熊澤和希(4年=流通経済大学附属柏高校)

 この試合は腕章を巻いて出場。昨年まではIHやCFなど前目のポジションを務めていたが、この試合はアンカーで起用されていた。180㎝の身長を活かした競り合いの部分や、球際の部分で存在感を発揮。またボールを捌ける選手のため、今シーズンはアンカーでの起用がメインになりそう。

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