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2022ー23 UEFAチャンピオンズリーグ グループD 第2節 スポルティングvsトッテナム 備忘録記事

スポルティング2-0トッテナム

得点者(TOT)
なし

得点者(SPO)
90' 20パウリーニョ
90+3' 33ゴメス

両チームのフォーメーション

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ハイライト

 グループDの2戦目となったこの試合。トッテナムは、前節のマルセイユ戦に引き続き3-4-2-1のミラーゲームとなっている。

 序盤からボールを保持するスポルティングに対し、トッテナムは前からプレッシングをかけていく。スポルティングの狙いは明白であり、相手を引きずり出してからの疑似カウンターである。

 そこで厄介だったのは、トリンコン、エドワーズ、ゴンサウヴェスの前線3枚。彼らにボールが渡れば一気にスピードアップされ、ゴールを脅かされるシーンが続いた。

 7分にはボールを奪ってから守田がゴンサウヴェスに楔を入れるとそこからカウンターが発動。裏に抜け出したエドワーズがトッテナムDF数人を引きつけラストパス。最後は再びゴンサウヴェスがシュートを放つもロリスのファインセーブで難を凌いだ。

 プレスをかけても剥がされるとなるとトッテナムはズルズルと下がって、自陣で5-4-1のブロックを形成する。そうなるとスポルティングはボールを保持しながらゆっくり攻める方にシフト。ここの速攻と遅攻のメリハリの付け方が非常に上手いチームだなと感じた。

 一方でトッテナムも引いて守った際は上手く網を掛けて得意とするロングカンターで一気に攻め立てる。しかし、スポルティングのハイラインの前にオフサイドの連発となってしまっていた。

 それでも後半に入り勇気を持って前から奪いに行くシーンを増やすトッテナム。前線からのプレッシングが功を奏したのか、前半とは違いボールを保持する時間が増えていく。

 そこから何度も波状攻撃を続けるも得点が奪えない。大外を起点にしたお得意のクロス攻撃もこの日は精細を欠いた形となった。

 このまま0-0で終わるかと思われた試合終了間際。コーナーキックから途中出場のパウリーニョにネットを揺らされ土壇場で先制点を許してしまう。

 続く後半アディショナルタイムには左サイドをゴメスに突破され、そのまま角度の無いところからシュートを決められ2失点目。アウェイで痛い敗戦となってしまった。

雑感

 スポルティングは普通に良いチームだなと思った。疑似カウンターの精度も高いし、遅らされても遅攻で攻められるあたり凄く訓練されていると感じた。

 そんな中で守田が縦パスなどで貢献している辺りが素晴らしいし、誇らしいなと感じた。

 一方でトッテナムは後半に何度も巡って来たチャンスをどれか1つでも決めていれば、また違った結果になっていたように感じる。アウェイで大きな授業料を払ったため、この経験をフイにしないで欲しいところだ。

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