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仮想通貨に関連した様々な案件

Bitmoです。
仮想通貨関連の”案件”というのは巷でかなりの数があります。
怪しい案件ばかりで90%以上が詐欺的案件と言えるでしょう。

そこでそんな案件について掘り下げてみていこうと思います。

正しくは暗号資産・暗号通貨ですが
ここではあえて聞き馴染みが多い
”仮想通貨”と表記しています。

現在も価格が上昇し
市場への資金流入がある仮想通貨

そうした中だからこそ
多くの仮想通貨に関連する案件が
乱立しています。

2016年くらいから急激に増えてきた
仮想通貨関連の案件ですが
どのくらい多いのでしょうか?

多すぎて全て把握は出来ませんが
ざっと100以上はあるでしょう。

良くも悪くもというところ
ですので、こんな傾向の
案件が出回っているんだな

という一つの指標と
参考に頂ければ
傾向と対策も考えられることが
出来るのではないでしょうか。

案件名を上げてもキリがないので
大まかに6種類に分けて
見ていこうと思います。

・ICO系

・ハイプ系

・MLM系

・取引所系

・マイニング系

・プラットフォーム系

大まかに分けると
仮想通貨関連の案件は
この6種類に分けられます。

もちろん、該当しなかったり
全く異なった傾向というのも
ある・出てくる場合もあります。

それでは、各種案件について
掘り下げてみていきます。

まず最初は”ICO系”です。

「ICO(Initial Coin Offering/新規仮想通貨公開)」

こちらは、ご存知の方も
多いと思います。

そして、投資した方
損した方共に多いのではないでしょうか。

株でいうところの
IPO(Initial Public Offering/新規株式公開)です。

そもそもですが
ICOとIPOはどのような違いがあるのでしょうか?

資金調達という点では同じですが

IPOの場合は、証券市場に新規上場
株式発行をすることで資金調達するため

証券会社と協力する必要がありますから
自社だけで完結はできません。

対するICOの場合では
企業が資金調達したい事業などを
直接提案して、行います。

そのため、資金調達を行うのが
IPOに比べると容易であり
自社だけで完結も図れます。
また、コスト削減にも繋がります。

クラウドセール

という手法の資金調達も
ありますが、これは行いたい事業の提案をして
賛同してくれる投資家に対して
行う事業が上手くいったときに提供するサービス
を還元するようになります。

ICOの場合は、その還元を”Coin”(Token)で
行われます。

事業をこれから立ち上げるという段階ですから
まだ完成はしていないところに投資してもらう
ようになるため、通常よりも安価で”Coin”を
手にすることが出来るようになります。

その”Coin”が値上がりを期待して
投資家は投資をします。

IPO、クラウドセールス
に比べて、ICOは仮想通貨という特性上
上手くいくと非常に利益が高いです。

その成功事例が以前も触れた
ADAcoinです。

これによって、利益を出した人が
多かったことで、資金が潤沢となり
その後行われたICOに対して多くの投資が行われました。

100万、200万は当たり前で
1つの案件で1,000万という人もザラにいました。

そうしたことが重なり
ICO案件も一気に乱立したわけです。

もちろん、ICOとはいえ
怪しい案件もあれば優良案件も
様々です。

脚本だけ書いて
資金調達してから、連絡が取れなくなる。

真っ当に今後の将来性など
新事業として資金調達を行う。

騙すつもりではなかったが、
内部でお金を持ち逃げしたことで
うまくいかなくなった。

など様々なパターンが存在します。

とはいえ数が多すぎてそうした
判断も容易ではありません。

そこで判断の一つとして
ホワイトペーパーと呼ばれる

事業計画書・ロードマップが存在すること
を指標に判断する。

ということが言われるようになりました。

(これは存在して当然なのですが
ICOによってホワイトペーパーすら存在していない
という案件も存在していたため一つ対策
として挙げられていたということです)

これによって
資金調達を考えている企業は
ホワイトペーパーを意識するように
なりました。

そこで、ホワイトペーパー作成代行する
というサービスを行っていた企業もありました。
(名目上はコンサルといった形が多かったです)

そんなICOが盛んだった
2017年でしたが、翌年からの仮想通貨市場の
暴落と冷えた市場が続いたことで
資金調達した資金を仮想通貨で調達していたことで
大幅な資金ショートになったことで断念せざる得なかった。

といったパターンも出てきました。

結果的に、殆どが
うまくいかず・・・

海外で知られていたICOは多くが上場して
取引まで至ることが当たり前でしたが

対する日本で出回っていたICOのほとんどが
上場すらまともに行われず・・・
中にはウォレットすら存在していないという
案件も非常に多く存在していました。

それにより
電子ゴミが多く生まれ
多額のお金が溶けたのです。

規制強化が報道をよく見るようになったのは
こうした容易にでき多額の資金を集められるICO
これを利用し詐欺などが横行していたことが
背景にあります。

現在でも、ICOがなくなっているわけではなく
行っている案件も存在するとは思いますが
今までに比べて大幅に減ってきているでしょう。

現在の高騰からみると
今後逆にICO案件が
増えてくる可能性もあると思われます。

それではそんなICOは
どのように判断すればいいのでしょうか?

やはり、まずは調べることでしょう。

話を持ってきた人や説明してくれた人は
案件に参加していますから、
投資していない人に比べて
客観性は失われます。

そこで、説明してくれた人などから
情報を聞いたうえで
ネットなどを活用して調べることで
熱が冷め客観性で選択を出来るようになります。

よくあることですが
それはわかっていても
説明する人の話術や状況で焦ってしまう事も
あるでしょう。

しかし、どんな話でどれだけ利益が見込めて
凄い人が関係しているとしても
それが本当かどうかは確認することは大切です。

説明している人が
本当です!と言っても
それが本当だと思いこんでいるだけで
実際には本当ではないということもよくあります。

説明している人の言葉を
鵜呑みにせず、しっかり自身で判断することを
心がけることで、上手くいかなかったとしても
話を持ってきてくれた人や説明してくれた人を
責めたり、矛先を向けるということもなくなります。

投資や案件への参加は自己責任の下です。

しかし、感情的にそれだけで割り切れない
という人も多いでしょう。
それは仕方がないと思います。

しかし、責めたりうだうだ文句を言ったり
揚げ足とりをしたりする人には
ならないようになる。
そのためにはやはり
自身でしっかり調べて
納得してから投資すること
これが大切です。

こうしたことをわかって
投資している人ばかりであれば、
トラブルは大幅に減るでしょう。

人は良くも悪くも
変わります。

極論ですが
最後に信じられるのは自分自身
という心持でいる。

案件のうまくいったいかないに
一喜一憂するということも
減ってくるのではないでしょうか。

余談が長くなりましたが
まず最初のICO系について
みてきました。

次回は、”ハイプ系”について
見ていこうと思います。

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