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天日干しいりこ

晴天の小春日和が続く、11月。山口県萩市の海に近い地区では、天気の良いこの時期、ちりめんやいりこの天日干しが行われています。萩市は日本海に面した地形で魚食王国。魚の豊富なこの地区、地元の方々の話によると、「小さな頃はポケットにいりこを入れて遊びに行き、ぽりぽりとポケットのいりこをおやつに食べていましたよ」。カルシウムいっぱいのおやつは子供の骨を丈夫にし、元気な子供になること間違いなしでしょう。ちりめんを箱いっぱいに広げ、干している様子は、のどかで気持ちの良い光景です。

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雲ひとつない晴天の午前中、浜崎地区周辺では、まさに天日干しの真っ最中。ちりめんは萩で「たれくち」と言われているカタクチイワシの小さなもの。少し大きなものは「かえり」、もっと大きくなったら「いりこ」になります。獲れたてをゆでて天日に干したものがちりめん。ゆでただけのものは釜揚げで売られています。

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浜崎地区は、松本川の河口に位置する港町。江戸時代には北前船、西廻り航路の寄港地となっており、廻船業や水産業で栄えていました。この辺りは、浜崎重要伝統的建造物群保存地区となり、今も昔の面影が残っています。萩といえば武家屋敷が有名ですが、静かな港町にも足を伸ばしてみませんか。見所は、旧山村家、旧山中家、御船蔵など。

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