映画「日々是好日」
毎日の暮らしを継続出来る幸せ。
当たり前のことにも、意味がある。
自分は真面目なだけが取り柄で、面白味がない人間。
人生の意味を追い求めながらも…
隣の芝生は青いと感じてる典子(黒木華)
天真爛漫で自由な従姉妹の美智子(多部未華子)と、
ひょんなことから、茶道を習うことに。
お茶はまず「形」から。
先に「形」を作っておいて、
後から、「心」を入れるもの。
何でも頭で考えない。
理由はどうであれ、一旦はそうだと留めて、
「習う」より「慣れろ」なのよ。
樹木希林さん演じる、武田先生の言葉に
ハッとした。
「慣れた」としても、また真っさらな状態で、
己と常に向き合う。ゼロになることを怖れない。
季節が巡るように、
自分自身を見つめ、そして、向き合う。
自分の現在のありのままを、お茶に託し、
振舞う。
同じ瞬間は、二度とない。
だから、一瞬一瞬に、「心」を込める。
「道」を極めることは、人生そのもの。
みんな違ってみんないい。
(十二支の茶碗は、それぞれ12年に一度のものだから、生涯でも3、4度しか、お目にかかれないという驚き)
息子の幼稚園の頃、茶道の先生を招いて、お茶会があり、お手伝い要員になったことがある。
正直なところ面倒だった。正座も嫌いだし、
枠に嵌め込まれる感じが(勝手に)苦手だったから。
あの時の自分に教えてあげたい…
「あなた頭で考え過ぎてたね」…と。
(いや、考えてすらなかったかもしれない)
(18年公開作品ですので、これ以上は☺︎)
(人生の悲しみにも、桜は舞う)
「道」といえば、フェリーニの映画。
イタリア映画です。
フェデリコ・フェリーニ監督作品で、1956年のアカデミー外国語映画賞を受賞した。自他共に認めるフェリーニの代表作の一つ。フェリーニの作品の中では最後のネオリアリズム映画といわれる。
(ウィキペディアより)
子供だった典子が、両親と一緒に観に行った映画です。
エピソードでも要で、
「失って気づく」がテーマなんですよね…
(あくまで個人的見解です)
【日々是好日】
毎日が良き日だから、
より良く生きましょう。
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