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SUNABACOとは、あん餅雑煮と理解せり

皆さんはお雑煮に何を求めていますか。
安定ですか、変化ですか。

わたしはバリバリの安定派で、地元のお雑煮を1番だと思い人生を歩んできました。ちなみにわたしの住む地方ではお雑煮の具材に牡蠣が入ります。

とはいえ、食べ物に興味を持っている人間としてよくテレビで全国のお雑煮特集などを見ては、『ほほう、やはりその地方ごとに特色ある具材をいれてるんだな』などと眺めていました。

ラスボス、あん餅雑煮

その中で最後のイロモノ枠で扱われるのが、香川県のあん餅雑煮

皆さんも一度は見たことあるんじゃないでしょうか。
白味噌の汁の中にあんこ餅が入っているお雑煮。

だいたいテレビでは『うえー、気持ち悪い』みたいな扱いを受けている可哀想なお雑煮です。

ちなみにお雑煮の語源って知ってますか?

雑に煮ると書いて雑煮、なんだかお正月に食べるにはふさわしくない名前だと思いませんか。

雑に煮るというのは誤りで、実は語源として『煮雑ぜ(にまぜ)』で、色々な具材を煮合わせたことからきています。

ちなみに、お正月の三が日におせちやお雑煮を食べる際には「祝い箸」という両方の先が細くなったお箸を使いますが、これは取り箸と食い箸の両方に使えるように……というわけではなく、一方を人が使い、もう片方は神様が使う「神人共食」を表したものです。神様と共に食事をすることで一年の恩恵を授かります。使いやすそうだからといって、ひっくり返して取り箸にしてはいけません。
これ雑学ね

わたしは以前、香川県高松市に1年半ほど住んでいた事がありその中で、このあん餅雑煮の事も知っていたのですが、若かりし頃のわたしもご多分にもれず『うえー、甘い白味噌と甘いあん餅って気持ちわりぃ』と食べずに過ごしました。

そんな若かりし日から十数年、久々に冬場に高松に行く機会がありました。

それがこのイベント

今をときめくnote作家である猫山課長の講演会が高松のSUNABACOである事をTwitterで知りました。

サラリーマンの心の内側を言語化する能力が驚くほど高いお人で日々わたしもnoteの記事を読ませていただいては日々打ちのめされていた1人です。

しかし、SUNABACO代表のなかまこさんと猫山課長のトークイベント、非常に興味深いもののそれだけだとオンラインで視聴だけになっていたと思います。

なぜそう思ったか。
登壇者の成分的に現地に集まるのは金融関係者が多くなるだろうことは予想がつきました。
講演の後の居酒屋ねこと名付けられた猫山課長との食事会はきっと金融関係者が大盛り上がりし、かといってSUNABACO高松勢の中に溶け込むほどSUNABACO高松勢とはTwitter上であっても絡んでいなかったからです。

そんな私を後押ししてくれた存在が今回の登壇者の1人である副サラでした。

彼とはSUNABACO DX5thの同期として、講座中や、卒業発表の際に現地で一緒に最後の作業をするなどTwitterを中心に仲良くさせていただいていました。その同期の彼がなんと、なかまこさんや猫山課長と共に登壇者として講演会に登場するというのです。

今回の登壇のきっかけになった【年収2000万円の転職を蹴った男】というパワーワードを抜きにしても好青年を絵に描いたような彼の初舞台を現地で応援したいと思いが湧き上がってきました。

金融関係者が多く自分の居場所がなかったとしても主催者である、SUNABACOのなかまこさん、CARINさんがいて、DX5thで講師であったいぐおさんがいればなんとかなるか。SUNABACO高松の講師であるよぴぴさんにも会ってみたいし。と思い高松行きを決定することができました。

もうここからコンフォートゾーンからの脱出は始まっていたのでした。

そして、そんな中TwitterでSUNABACO高松勢のみやさんがこんなnoteを書かれていました。

初めて高松に来る人に向けての交通案内や美味しいお店の紹介をしてくれているnoteでした。
このnoteを参考にされた方も多かったのではないでしょうか。

みやさんは実際にお会いした際も面倒見がとてもよくテキパキと皆さんのお世話をされており、知らない人が見たらきっとSUNABACOスタッフに見えていたことでしょう。私自身も大変お世話になりました。みやさんにはこの場を借りてお礼を申し上げます。

話は戻ってそのnoteを読んでいた際に、あん餅雑煮のお店が紹介されていたのです。

カチリとパズルのピースがハマった瞬間でした。

食べず嫌いで終わっていたあん餅雑煮を食べるチャンスがあるじゃん。
これも私にとってはコンフォートゾーンからの脱出であり未知の味への挑戦でした。

若い頃と違い、この年齢になっていたら職場でも雑煮でも多少変わっているやつを受け入れる度量はできています。

高松に到着直後から移動を開始し、あん餅雑煮を提供してくれるお店に到着しました。

冷やし中華始めました。ではなく、あん餅雑煮ありますの看板
みやさんに教えていただいたエビスヤさん

白味噌の汁に野菜と粒あんの丸餅、さあ勝負

中は落ち着く和のしつらい。あん餅雑煮を注文し待つこと5分程度。
鰹節の良い香りを漂わせながらあん餅雑煮の到着

あれ?甘い白味噌の汁だという先入観があったせいか、鰹節の香りに意表をつかれる。さらに女将さんより『青のりはお好みでかけてくださいね』と教えていただき、さて、いよいよ実食。

見た目はいたってシンプル。目を引くのは人参が金時人参だってことくらいで白味噌なので汁が白いのは予想の範囲内。

まずは汁を一口。

あれ?甘くない

もちろんコクのある甘味はあるもののあくまで控えめな甘味と塩味と何よりお出汁が効いていて汁ものとしてかなり旨い。
濃い味なのかと思っていたけど、とても優しい甘みとコク。
白味噌は白味噌なんですが、京都の白味噌ともまた違う感じ。

さて、ここまでは良いとして、いよいよ真打のあん餅に登場いただくとします。

うん、餅美味い、あんこは粒あんなんだ。粒あん美味い。
まず大福として美味い。
確かにこれはあん餅そのものという味と食感。

あんこの甘みとお雑煮の塩味が予想外(失礼)に合います。
今流行りの言葉で言うと甘じょっぱ系でしょうか。

キワモノと思い込んでいたあん餅雑煮ってこんなに美味いんだ。
どこかの会席料理として出てきても不思議ではないくらい汁ものとして上品でレベルの高いお雑煮でした。

大変おすすめです。

食べ終わった私はいよいよSUNABACOへ

いよいよ始まった講演内容については、会場に集まった色とりどりの職業の方々がこぞってnoteに記事をあげているのでぜひ読んでほしいです。

皆、一様に熱くなってる様子が伝わってくると思います。

わたしも17時の講演開始ギリギリに会場入りしたんですが、もう会場の雰囲気は出来上がっていました。
見えない熱気がビシビシと伝わってきて一瞬で雰囲気にのまれました。

私はSUNABACOの各教室の中で、八代(熊本県)・博多(福岡県)には訪問したことがありますが、各地それぞれ、講師や生徒さんが作る独特の雰囲気の違いがあり、そこを感じることも今回の楽しみだったのですが、初訪問の高松は熱気を感じました。

今回は講演ということで普段と雰囲気が違うのだと思いますが、それを差し引いても素敵な空間でした。

そして初めて間近で見る猫山課長はとてもイケメンで爽やかな方でした。

そして、おそらく猫山課長はnote作家として成功されているけれど、他の何事にも真剣にそして努力を重ねてこられた方だと感じました。
ご自身はもがかれていたと言う表現を使われていましたが、何事に対しても行動をしてこられたんだろうなと。

本業でも出世が早かったとご自身でも言われていましたが、それも頷けます。

結果として講演会で主役を務め、しかもその様子を娘さんに見てもらえるなんて、完全に男性として父として勝ちじゃん!!(これは僻みね)

そして、副サラよ、君は後で『緊張してましたー!』と言っていましたが、全くそうは見えなかったよ。人間、緊張すると喉は乾くわ、吃るわ、早口になるわ。というのが定石だけど全くそんなふうには見えなかったね。大変立派な姿でした。
もっと緊張してた方が可愛げがあるよ(これも僻みね)

そして、なかまこさんよ。君も君で毎回毎回各ジャンルのスペシャリストとトークセッションをするのに、なんでいつも対等に渡り合えるんだい。
以前、『事前の打ち合わせとかは特にしないっすねー、相手の良いところを引き出してたら自然に良いトークになるんで』って言ってたけど、君は化け物か。(これはもう恐怖ね)

SUNABACOってあん餅雑煮じゃん

ふと思いました。
いつだったかな、TwitterでSUNABACOの教室に対して、『知らないと少し入りにくいです』みたいな書き込みがあって、その書き込みに対して『尻込みする理由なんかあるの?何者でもないあなたが』みたいな書き込みがあって、当時は少し乱暴な意見だと感じていましたが、あん餅雑煮を食べず嫌いしていた私も同じだなと。

先入観で食べずにいたけど、勇気を出して食べてみると新しい世界が開けるところ。
いろんな野菜がそれぞれ個性を発揮しつつも白味噌がそれらをまとめ、しかもそれだけではなく、最終的にあん餅が強烈な個性を発揮しつつも美味い。

どれもあん餅雑煮とSUNABACOの共通点です。
いろんな具材ならぬ人材を『煮雑ぜ(にまぜ)』し作られるお雑煮とSUNABACO

CARINさんが白味噌で、なかまこさんがあん餅かな

皆さんはSUNABACOに何を求めていますか。
安定ですか、変化ですか。

私は今、変化を求めています。


最後に
現地で私に話をして下さったSUNABACOの方々ありがとうございました。
大変嬉しかったです!

副サラさん(@katekinn2)
ツマさん(@01do)
みやさん(@NaFjp)
佐々木さん(@sasaki_84902)
yagi@KOZA13thさん(yagiKOZA13th)
いぐおさん(@trackmakerDJ)
よぴぴさん(@yopipithetori)

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