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電子国家エストニア。エストニア人と結婚した日本人女性に聞く。6月14日


エストニアの首都タリンでは1泊1500円のホステルに2泊した。
海外在住日本人との交流サイトでコンタクトをとってあったマウエルさん夫妻に電子国家エストニアのことをいろいろ聞くことができた。
2年の遠距離交際を経て昨年結婚したふたり。システムエンジニアでネイリストの由紀子さん(31)に「エストニアは日が長くていいですね」と言ったら、「冬になると9時が夜明けで1日没は15時。仕事場所を選ばないSEは、冬は別の国へ行く人もいます」だって。
タリンで生まれ育った夫ラグナルさんは、調べごとをしているときに「マジか」と独り言が漏れていたぐらい日本語がぺらぺら。エストニアといえばスカイプ(Skype)を作った国としても知られているが、Skypeに勤務した後、今経営している翻訳会社「Mauer Translations OÜ」を起業したそうだ。

エストニアではまず、すべての基本となるIDカードがありEesti.eeというサイトで各種情報を登録・更新をする。
行政手続きは99%オンライン化されていて、オンライン化されていないものは「不動産売買」「結婚」「離婚」の3つ。死亡届も出産届けもオンライン。
ネット予約で病院は待ち時間はないし、ホームドクターもネットで探して変更もできる。受診履歴・処方歴も確認できるからIDカードがあれば薬局で薬を処方される。体調が悪い時は、ネットで自分の状況を連絡して、ホームドクターを家で待つらしい。
学校の宿題の提出や確認もオンラインだし、親御さんと先生とのやりとりも。
エストニア電子政府の取り組みを紹介しているe-estonia.comに詳しく載っているから、興味があったら見てほしい。
勘違いしていたのは、エストニアはまだ電子通貨は発行していない。発表はしたけどEUからの反対があってまだ実現していない。
X-Roadというプラットフォームが病院や銀行や税務署など各機関のデータベースを繋いでいて、X-Road Europeとして他国でも使われ始め、移住が容易になったり、該当国で体調不良があっても現地の医者が受診履歴やアレルギーなどを確認できるようになったそうだ。
ちなみに、ラグナルさんが使う検索エンジンは、アメリカのDuckDuckGo。ユーザーの行動を取得しない検索エンジンだということ。
タリンのホステルで知り合ったブラジル人大学院生のジュリアさんに、ブラジルでは何の検索エンジンがよく使われているのか聞いたら、当然のようにグーグルと答えて、彼女は、国ごとに検索エンジンがあることも知らなかった
ちなみに彼女に、ワールドカップを見るか聞いたところ、ブラジルの人が皆サッカー好きとは限らないよ、と言われた。

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