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九州キャンピングカーの旅 前編

私は旅行が好きだ。
長期休暇を利用して年に2回は海外に行く。
しかし今年度はどこへも行けなかった。
コロナで海外はおろか、国内旅行もなかなか行きづらい。

そこで私はキャンピングカーで旅をする事にした。
1回目の緊急事態宣言が明けた7月、最近できた超絶インドアな彼氏を引き連れてキャンピングカーの旅に出た。

キャンピングカーなら極力人と接触せずに旅行ができる。
車さえ停めれれば宿泊できるし、状況が変われば行き先も変えればいい。
とゆうことでノープランキャンピングカーの旅スタート。

まずはキャンピングカーを借りに久留米へ。
ついでに科学館に寄ったり久留米ラーメンを食べたりした。

さて、初日はどこへ向かおうか。
完全にノープランだが、とりあえず鹿児島方面へ向かってみた。
出発が夕方だったので、着いたのは夜の9時ごろ。
車中泊できそうなコインパーキングを適当に探して街へ繰り出した。

いい感じの飲み屋を見つけて酒を嗜む。
お店に置いてあった観光雑誌を見ながら作戦会議。
さて明日は何をしようか。

気になる場所をいくつかピックアップ。
ゆるっとふわっと計画を立てて店を後にした。

初めてのキャンピングカー。
記念すべき第一泊目は鹿児島のコインパーキング。
宿泊費300円。
悪くない。

翌日の天気は最悪。
とりあえずゆるっとふわっと立てた計画通りにメルヘン館とやらへ行ってみた。

メルヘン館の駐車場は駐車券が出るタイプで、発券機の上に屋根のようなものが付いている。
キャンピングカーがぶつかったら嫌だったので、その奥にある近代文学館とかいう施設との共同駐車場に停めることにした。
そちらの駐車場は発券機ではなく、守衛さんがいるタイプだった。

キャンピングカーを停めようとすると、守衛さんにメルヘン館の駐車場はあっちだと言われた。
屋根にぶつかるかもしれないのでと事情を話すと、少し渋ったあと守衛さんはこう言った。

子供が乗ってるからいいよ。
違法駐車じゃなくてメルヘン館に行くって分かるから。
駐車券とかないからそのまま行っておいで!

子供というのが何歳ぐらいを指すのか分からないが、30歳を目前にして子供と間違われた。
5歳年下の彼氏がお父さんに見えたのだろうか。
そのあと守衛さんは傘を貸してくれて、親子を優しく送り出してくれた。
カップルだけど。

メルヘン館は絵本の中に入り込んだみたいな世界観の施設で、そこにはたくさん子供が遊びに来ていた。
幼稚園から小学校低学年くらいだろうか。
え、このくらいの子供と間違われたってこと?
せっかくなので子供のように楽しんだ。

メルヘン館を出た後は霧島の温泉を目指した。
そういえば昨日から風呂に入っていない。
家族風呂にゆっくり浸かってリフレッシュ。
テキトーに見つけた割に趣があっていい温泉だった。

さっぱりした後は腹ごしらえ。
黒豚の豆乳鍋を食べに行った。
食べ終わった後、グツグツしてる鍋の火を消すと表面に湯葉のような膜ができた。
それをすくっては食べ、またグツグツさせて作っては食べの繰り返し。
無限湯葉。
そんな事してるから子供と間違われるのだろうか。

お腹も満たされた事だし、次は霧島アートの森へ。
あいにくの天気だったが、逆に外に展示されている作品が霧に包まれていて神秘的だった。

敷地内を散歩しているうちに日が暮れてきたので、今日の宿泊先を探す。

ネットで調べると、道の駅えびのがよさげだったので行ってみることにした。
割と広いし我々の他にもキャンピングカーが停まっていたので問題なさそう。
今夜はそこに泊まる事にした。

そろそろ夕食の時間。
持ってきていた必殺アイテムである物を作った。

たこ焼きパーティーinキャンピングカー

いつもよりなんだか美味しく感じた。
さて明日はどこへ行こうかな。

後半へつづく。

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