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保育現場のDX

保育現場は「子どもたちを預かる、保育する」という仕事だけでなく、園児の登園記録や保育日誌や連絡帳、お便り作成や出席簿など、保育士さんが手書きで行う事務作業がたくさんあります。DXは、必要な目的に対してデジタル化、効率化してサービスの変容が起きることです。

デジタル技術を活用するDXの考え方を取り入れ、事務作業の削減や効率化を実現できれば、職員の残業や時間外労働を抑えることにつながるでしょう。厚生労働省においてもICTシステムの活用を推進し、導入の際の補助金制度を策定しています。

保育所等におけるICT化推進等事業【新規】 令和3年度 保育関係予算概算要求の概要
厚生労働省子ども家庭局保育課より

ICT活用方法として、キズナコネクトによると以下のようなものがあります。
・登園管理が簡単 ⇒ ICカードをかざすだけで時間を正確に記録
・事務作業の効率化
 ⇒ シフト作成
・園児情報の管理 ⇒ 子どもの基本情報や発育、個性やアレルギー情報などさまざまな記録
・保育料の集計作業 ⇒ 延長保育料やおむつ代、給食費など別途請求も含め、園児一人ひとりの情報に合わせてシステム上で費用を整理。保護者にも共有。


ユニファは、ICTを活用し保育者の業務負担軽減と保育の質の向上を目指す「スマート保育園」で、 2021年グッドデザイン賞ベスト100と特別賞「新ビジネスデザイン」を受賞しました。家族の幸せを生み出すあたらしい社会インフラを世界中で創り出すとしています。

ユニファが提供するルクミーは、ICT・IoTを活用して保育にまつわるサービスをアプリなどを通じて行っています。
保育現場の業務負荷軽減
・保育の質&保護者コミュニケーション支援
・園・施設の運営支援

アプリにより業務負荷を削減し、ドキュメンテーションによる振り返り支援をして、子どもともっと向き合う豊かな環境を整える保育施設を目指しています。

ルクミーにはさまざまなサービスがあります

『スマート保育園』のモデル園(11施設)では、1カ月当たり約140時間を削減した園もあるそうです。

こうしたICT活用は、ギガスクールばかりでなく保育の現場での活用も広がることでしょう。

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