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旧奥州街道ウォーク⑦ 鍋掛宿→越堀宿

こんにちは、ばーどです。

2024年5月4日(土)。
今日の締めくくり、川の対岸までの約1kmで、ほんの少し。
まだ日が高いけど、ここで区切るのは理由が・・・。



1.那珂川

昭明橋で那珂川を渡る
昭和26年の架橋 御年73歳
那珂川の鮎
橋の下はまだ川原ではなく竹林
ようやく川原と那珂川の流れが見えた

通常は橋で渡河、橋が流出すると船渡しになる、と資料に書かれています。
下流の水戸市付近では川幅が広く、もっと大きな川を予想してましたが、このくらいなら江戸時代の橋でも渡れますね。

対岸の越堀集落に到着
昭明橋架橋記念碑
街道は左へ進むが・・・、

ここで少し街道を外れて、那珂川の河原に出てみようと思い、集落と反対方向の右へ曲がってみます。

県道を外れて右の側道へ
坂を下る
那珂川の河原に出た
昭明橋の方向(少しだけ写っている)

橋や渡し船の場所を示すものは残ってませんでしたが、当時の旅人が見た(であろう)風景に近づくことができました。


2.<第七番>越堀宿 

越堀(こえぼり)宿は、那珂川を挟んで対岸の鍋掛宿と対で一宿の機能を果たしていたとされてます。ただし、鍋掛宿が幕府領であったのに対し、越堀宿は黒羽藩領です。
参勤交代で江戸へ向かう伊達藩一行が、那珂川の川留めに遭って小屋を建てたのが宿の始まりで、その後宿場町として開設されたそうです。

越堀宿の風景
本陣跡 16:10着
越堀宿の説明板
枡形 宿場の終点にあたる
枡形の石碑は初めて見た
奥州街道 道標

日没までまだ時間がありますが、今日はここまで。というのも、今日の宿が那須塩原駅前のビジネスホテルで、そこまで戻る手段が限られているからです。

16:35発の「ゆ~タク」を待つ

「ゆ~タク」は那須塩原市の公共タクシーで、バスのように時刻表がありますが、事前に予約が必要。そしてこの便が本日の最終便。
本陣跡の前の乗り場で待っていると、通常タイプのタクシーが5分前に到着。昭明橋を渡り鍋掛宿を通り、右折して黒磯駅へ。途中乗降の予約が無かったようで、そのままノンストップで20分ほどで到着。運転手さんも「ふだんは乗る人ほとんどいないね」と。
黒磯駅からは東北本線で1駅移動し、ホテルへチェックインしました。

翌、5月5日(日)も、朝から晴天。
昨日と同じ「ゆ~タク」で、黒磯駅から越堀宿まで戻ります。

黒磯駅の乗り場に「ゆ~タク」が到着

昨日は時間がなくて素通りした浄泉寺で、本日の道中無事を祈願します。

浄泉寺(写真は前日の夕刻)
不動堂に参拝
背後の山の上にもお堂があるらしい
黒羽領境界石の碑 那珂川河原より移設
説明板
枡形を抜けて芦野宿へ

いよいよ最終日。
ます芦野宿をめざし、県境を越え福島県の白坂宿、さらにゴール白河宿へ。

鍋掛宿→越堀宿
 距離 1.1km
 所要 15分

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