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旧東海道ウォーク② 品川宿→川崎宿

2022年5月5日(木・祝)、快晴。
ようやく1つめの宿場を越えました。

1.鈴ヶ森刑場跡
2.多摩川を目指して
3.<第二番>川崎宿


1.鈴ヶ森刑場跡

品川宿を越え、旧道が国道15号に合流する場所に、鈴ヶ森刑場跡があります。

右が旧東海道。写真の向こう側が品川、手前側が川崎。

江戸に出入りする往来の場所に刑場を置いたのは、治安を守るための見せしめの意味があったと考えられます。

「磔台」や「火炎台」など、ぞっとする名称がついてます。合掌。

再び国道15号を歩きます。
少し進むと、国道の西側にはしながわ水族館があり、小さい子供を連れた家族連れが多くみられます。刑場とはイメージ違い過ぎ。です。


2.多摩川を目指して

品川までは高層ビル群の間でしたが、このあたりは低層ビルやマンションが多く、雰囲気も変わってきました。

平和島駅付近では、国道15号を少し離れて、旧道(左=三原通り)を通ります。
三原通りに立つ石碑
三原通りの商店街の看板は、かつての街道筋の雰囲気を醸し出しています。
この辺りは、海苔の産地だったようで、今でも海苔業者が多くみられます。

京急蒲田駅前で、空港線の高架をくぐります。
かつては平面交差で踏切があり、正月の箱根駅伝ではランナーも電車もうまく越えられるかどうか、ハラハラして見てました。

2012年に高架化されてからは、「開かずの踏切」が解消。

蒲田から多摩川まではすぐ、だと思ってましたが、意外と長く、真上から照り付ける陽射しと疲労で、結構バテバテです。
六郷神社を越えると、国道15号から側道に入り、いよいよ多摩川です。

側道から多摩川の土手に上がります。

ようやく多摩川の土手に到着。
持参のおにぎりを食べながら、休憩します。

エネルギーを補給し、六郷橋を渡ります。

いよいよ東京を離れます。
河川敷のグランドでは、女子野球チームが試合を行っていました。
神奈川県に入りました。

江戸時代は橋ではなく、ここに「六郷の渡し」がありました。

橋を渡ると、六郷の渡しをイメージした飾りが。
京急大師線を渡ります。

3.<第二番>川崎宿

多摩川を越えると、側道から国道15号を離れて旧道に入ります。

ここを右折します。親切な案内板ですね。

川崎宿に入りました。
旧道沿いには、マンションや商店が続いています。

はっきりとした江戸方見附の標識はありませんでしたが、この辺りになるよう。
川崎宿の名物は「奈良茶飯」。今日は時間がないので、柏餅を買いました。

東海道かわさき宿交流館がありました。
じっくり見学したいところですが、先を急ぐのでちらっとしか見れませんでした。

じっくり時間をかけてみてみたい場所です。

川崎宿も、中に4つの地区に分かれています。そのうち3番目の砂子(いさこ)に入りました。現在は飲食店が多く並ぶ繁華街です。

川崎宿の本陣は2つあるようですが、田中本陣(下本陣)は気づかずに通過してました。ここ佐藤本陣(上本陣)、14時20分。

今は、パチンコ屋さんの駐輪場になっていました。

宿場町の入口を、江戸寄りは「江戸方見附または江戸口」、京寄りは「京方見付または京口」というそうです。
明確な標示がなかったり、そもそも歴史的に不明確なものもあるようですが、川崎宿の京口跡はここになり、宿場は終了です。

ここが京口。工事現場の脇でした。

品川宿→川崎宿
 距離 11.4km
 所要 2時間30分(昼食除く)

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