風車の会19P 反省資料
せっかくnoteの垢作ったので、過去の自分のチームのドライブに残してた反省資料もコピペして置いときます。自転車乗り始めたばっかの当時思ってた事なので間違ってる内容あるかもです。
トレーニング
まず上から目線ではあるが、トレーニングに関して前提条件みたいなことなのに鳥人間に良く見られる残念な事。
1. stravaを使わんこと
使って欲しい、客観的に自分の能力の低さ、練習不足が分かりやすい。トレーニングの効率化や調子の波の確認にも繋がる。
2. 圧倒的基礎力不足
LSDをする事が足りて無い気がする、最低でも2〜3時間。週5。(自分はエルゴ、ローラーは3時間が限界やったけど)
いきなりインターバルと言った高強度練をしても殆ど成果は薄い。
DSTのPは乳酸処理能力が高けりゃ高いほど良いので、取り敢えず初めの内は週5,6でLSDをして下さい。
(*LSDは大抵maxhrの7〜8割維持ぐらいの感覚でやってた。)
という前置きのもと簡単に自分がやってたトレーニングを。詳しいメニューはstrava見るなり聞いて。
使用機材はパワメ(stages power & power tap)、心拍計(wahoo腕式オススメ)後は普通のリカンベントエルゴとロードバイク。
・8〜9月
週6でLSDを2時間から3時間してた。たまに気分転換で意識する事も無く外走りに。
・10〜1月
9月の測定で高心拍時の呼吸の乱れが顕著に見られたので、1日インターバルレーニング、もう1日は山登って意図的に心拍を上げてくトレーニングを加えた。
(1月の後半一週間はテスト期間で週4日ぐらい10時間強しか漕いでおらず若干サボった)
・2〜3月
春休みで漕ぐ時間がとても纏めて取りやすいので実走を多目にしてた。週2で実走(基本山、100km 2000m↑ 4h目安) 休息日もあまり取らず週4LSD、週1IT。しんどかった。
週18hトレーニング、TSSは1000ぐらい。途中で疲労感が麻痺したお陰で常に好調な気分やったけど腸腰筋が痛むことがしばしば。(リカンベントはこの筋肉を故障させやすいから気をつけて)
長いことトレーニング不可能になり数か月の成果を棒に振りかねないケガ、故障には細心の注意を払って欲しい。18Pは腸腰筋痛めて3ヶ月水の泡にしてた。
ここが普段の峠のタイム的にも体力はピークやった気がする。
CTL140〜150、鳥コン前は110ぐらい。
・4〜5月
割と授業やTFもあったけど練習量は確保出来てた。(週15時間ぐらい)週1実走、週4LSD、週1IT(3m5.8倍 rest3m 4.0 ×10 NP5倍強)。
・6〜7月
問題なのは6〜7月現役Pは学外TFや鳥コン準備でグッと忙しくなる。
TFの移動の疲労がかなり大きい。土、日、水、金、土、日って連続したのは死にかけた。日焼けに注意して。
トレーニングの成果はもうあまり期待出来ないと思っても良い。
この時期にやって置いて欲しい事は調子を落とさぬように疲労も溜め過ぎず、何とかして週5ぐらいは運動量をキープして欲しい。(1日2h、週10h↑)
当日の流れを掴む(朝早くからフライトになる事もあるから朝練を偶にするなり)、暑さ対策(暑熱順応)などもこの時期に。
結局8月~7月の一年間で750hほど練習してた。
こんなトレーニングをしてた自分のFTP、vo2maxの伸びを紹介。ついでに参考程度にぶどう坂のタイムも。体重は一年を通して大体54〜55kg。
最終的にpwrは大体1時間計測5.1倍 20分計測方やと5.4倍。
つるぎ(2019年度機体)は設計出力が250wなのでそれをエルゴで2時間漕げるようにする最初の目標は達成出来た。2時間254w。
とても優秀なエンジン。(自画自賛)
2.3月が春休みでそれ以降は一気に忙しなるから纏まった時間作れる最後のチャンス。
あとPになって思ったこんは、当たり前だけどエースコンバットみたいに三人称視点が出来なくてロールの制御が慣れないうちはクソむずいから、
×漕ぐ片手間に操縦
○操縦の片手間に漕ぐ
って感じで最高でもPのFTPの約9割のパワーに設計して貰いたい。最初の内は特に漕ぐのに力使い過ぎて操縦に頭回らなくなる。そもそも操縦でFTP以上に負荷増すと一気に漕げる時間も短くなる。
製作面
製作は殆ど手伝って無かった。。。ごめんなさい。
週1の休息日はちまちま翼の作業手伝ってました。
トレーニング終わり虚無ってた時は、部活で育ててるリンゴの木にくっついてるアブラムシをマスキングテープでひたすらペタペタしてました。
あとイスはめっちゃ頑張って作りました。リカンベントは背もたれとイスが快適なことがパワー出すうえでかなり重要やと思います。
↓製作に関して部員に愚痴った事
リアスパ、縦スパとか翼の強さに関わるとこを俺が見てるところで雑に作業するのはやめてほしかった。
あとはフェアリングがダサすぎる、作り直せと何度も設計に言って喧嘩してた。
ダサくはあったが割と広々としていて快適だった。
DSTやったらいちいちフェアリングは形責めすぎないで多少は快適な方がフライト、ペダリングに集中出来ていい気がした。
前述のイスです。取り分け注意する事は3kクロスを45°で貼る事ぐらいです。裏面は二枚使いました。上手いこと真空引きします。
おちん◯んとケツの骨が干渉しないようにかなり真ん中あたりは窪んでます。
鳥コンに関して色々
まず本番1週間前からの流れを。
1.1週間の流れ
日曜日180km 1300mup 6h
月曜日 rest
火曜日 220km 3400mup 8h
水曜日 L2 1h
木曜日 L3 1h & L2 1h
金曜日 rest
土曜日 rest
日曜日 本番
火曜日大台ケ原行くのはアホでした。
金曜日は軽く回しておきたかったけど色々あってなかなか時間取れなかった。
2.前日当日の流れ
フライトは朝8時の予想。
20時前に就寝、1:45分に起きる。
睡眠時間は結局5時間半ぐらい。
そのあとは2時から重心合わせ。
4時程になって漸く解放される。
4時から1時間ぐらい仮眠しようとするも4:45分ごろに読売の取材で起こされる。
5時間15分メディカルチェック。
やたらと高血圧、150。(睡眠不足+緊張によるものか)、凄い怪しい目をお医者さんにされた。台風で流れたプラホの下見も。
緊張していると脈拍も高くなりカロリー消費も多くなるので普段より少し多めの補給を取るべきであったが、朝早い事があって後述する通りあまり喉を通らない。
無理にでも突っ込むべきだったか。
マイスタのフライト開始を見届けて1h仮眠を取ろうとするも、想像以上に早く落ちて取材も続いており、これは自分の番が早く来る可能性もあるので寝てられんなと。
7時からアップ開始。
その前にextra oxyupを飲んどく、おススメ。
12分 NP239w
心拍を170まで上げる事が目的。
心拍が上がりやすかった。
フライト前にウィダー(エネルギー)2個とカロリーメイトジェル1個とアミノサプリcを飲んで700kclほど摂取。
7:51フライト開始
殆ど予想通りの時間。
自分のチームはまだマシだったかも知れませんが、注目チームとなると取材やらなんやらで読売にPは邪魔、拘束される事も多少は念頭に入れた行動を。
3.フライトに関して
沖島ルートを選択。
プラホに上がった時、取り敢えず最後のトイレで軽量化を図る。
機体の側に戻ってきたら電装の表示がぶっ壊れた伝えられ、もともとかなりナーバスやったのでめちゃくちゃ焦った、キレ散らかしてた。
取り敢えずPが乗り込んだ後は5分間は発信まで待ってくれましたが、その間の5分間は電装に頼らず手の感覚だけでニュートラルチェックを念入りに繰り返した。
ゲートオープン。
機速がそこそこ速い設計(8.0m/s)で無風状態やったので沈み込む。
エレベーターを使って上手く回避するが電装の表示が使えない弊害として、elvのニュートラル位置が分からずelvはまだアップの状態。
3,400mぐらいはずっと若干アップでピッチ不安定。ピッチの乱高下を感じたので徐々にニュートラルへ。
elv操作をしてる間にだいぶ右へ流され、竹生島ルートへ。
そのままもう竹生島ルートに変更しようと1.8km地点はまで飛ぶ。
しかし落ち着いてきて、やっぱ沖島の方が風も良いとの事でボートの指示もあって一気に旋回。
そこからは沖島ポイントまでほぼ一直線。
予報では沖の方は終始2,3m/sの横風。
3〜5kmくらい
少しフラフラしながらもかなりまっすぐ目的地へ向かうことが出来ていたのでこの辺りからあまりロールの指示出さず、進路と高度の指示中心
高度7〜8mくらい。
5〜13,4kmくらい
安定のフライト
この辺で少ししんどくなる。(後述の駆動の異音によるもの?)
高度7mくらい。
〜16,7kmくらい
高度が落ちてそうと感じる。
気持ち的には17年の記録、チーム記録更新して多少は楽に。それでもシンドい。
進路は上上
高度4,5mくらい。
〜19km
高度1〜2mくらい
よく見る鳥コンの最後みたいな感じ
ほとんど、漕いで、ケイデンス上げろという指示。
旋回途中で高度落ちて着水。
記録19.0km 総フライト距離21.7km 45分。
(FTP275wの元)体感250w〜280w辺りで推移していた。NP270wぐらい?(北ルートから南ルートに途中で変更して初めラダーを無駄に触り過ぎた)
garminが琵琶湖に沈んでしまったんとログ取り忘れた事で体感でしか分からないのは申し訳ないです。
まぁ750時間のトレーニングで大体のパワーは分かるはずなのでお許し下さい。
そうなると体育大の先生曰く朝の補給だけではカロリーが不足していたとの事。足より先に身体が死んだか
・機体に関して
5〜7kmくらいからチェーン周りで踏み込み時に異音(連続したカチカチ音),この時は横風が強くラダーを使う頻度が増えパワー増大したからか。
主翼センターの真ん中から2つ目の区間のフィルムが裂けてた(7km地点くらい)
↑テストフライトでもよく裂けていたところ
不安をあおることになるからと伝えられず。(有難い)
・機材に関して
iPhone XR、garmin etrex10j、ガイガーリグ の3つ。
スマフォのアプリgeographicaで琵琶湖の輪郭とコースの三角形、自分の位置を表示。
garmin君で進むべき矢印とオフコース(コースから離れた距離)と目的地までの距離を表示させていた。
これに関しては最高の組み合わせやと思う。確実に迷う事も無く脳死で目的地に着く。とても楽で良い。
漕ぐ事に集中出来る。かなりおススメ。
4分ごとにガイガーリグは一口飲む用にしていたが、後半は口の力が衰えしっかりと噛めずに、水飲む事さえ一苦労。その間呼吸が出来ず寧ろ体力を奪ってた可能性もある。
飲みものはポカリ:アミノサプリcを3:1で混ぜていた。
こんなもんです。
反省点は下手に尾翼を動かしすぎこと、睡眠時間不足、ガイガーリグを当日になって初めて使ったこと、等あげだしたらまぁキリがない。
風に流され沖島ルートに戻そうとしたときの写真。
めっちゃロールくずれてます。
テストフライト
TFについて、これは天気がアレで上手く行かなかった。
操縦に関しては自分がセンス無くて、18Pがかなりセンスのある方やったので無線の指示に頼ってる事もしばしば…
(本番もサポートボートに乗って貰ってちょくちょく指示出して貰った)
最終的に飛べた本数は、
秋GTF-62本
夏GTF-67本
白浜TF-10本 (距離にばらつきあり)
GTF(200mぐらい)は天気に恵まれ本数もかなり稼げたが白浜の運が悪過ぎた。5回(9日)行ってまともに飛ばせるコンディションが3日、それも1時間ぐらいだった。
白浜は本数稼ぐんならオススメしない。
しかも天気良かった一日も未完成のガバガバなフェアリングをつけていたら重量増、抵抗増で今まで軽く浮いていたのがウソみたいに全く浮かなくなり、完全に無駄にした。クソ。
時間も無かったのでオーバーシュートさせぬようロールの管理を一番の目的にしてた。
これを操縦練習という面では一番重要視して欲しい。(ぶっちゃけダイダロス型の低速機だったらこれさえ出来れば鳥コンも何とかなると思います…)
空港でやるよりも鳥コンは高度が最初から10mあって楽なのでTFで出来たらまず鳥コンは余裕。
TFで出来た感はあまり無かったけど鳥コンではなんか上手く行った()
そう考えるとGTFでももう十分な気がする(小声)
次にエレベータ使って高度上げる練習(アップ→ニュートラルに戻すタイミング、足回りの回転数の管理)も出来ればしょーもないドボンやダイバージェンスの心配も減って精神衛生上、P的にはよろしいと思います。自分はこの練習が何度やっても不足してる感じてて、ドボンしたらどうしよう、ふぇぇ…、と大会前はずっと病みかけてました。
とても下手くそなテストフライトの動画↓
(どっちも初回やし大目に見て)
データを残す(定常時のパワー比較)や機体の調整(ペラの迎角など)は時間無くて殆ど出来なかったです。ごめんなさい…
あとはグライダー、RC、フライトシュミレーターを天気が悪くてTF出来なかったからとやり出しても付け焼き刃やと思います。
17Pとも話しましたが結局それをやってみた上でTFして実機との感覚の擦り合わせが重要やなぁ、感じたので。
本番前に焦ってやるぐらいだったら1時間でもトレーニング増やしてた方がマシ。
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