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#6 往復書簡(トリカイと寝子やま)

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    • #4 往復書簡(トリカイと寝子やま)

      “新しい自分になりたいなら北へ、昔の自分に戻りたいなら南へ”と言うけれど

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      • #2往復書簡(トリカイと寝子やま)

        普段は温泉卓球のごときペースで寝子やまとメッセージを交わしているが、書簡としてまとまった量の文章をやりとりするのは趣が違うものだ。 富士山から葉書を出したことを思い出す。

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        • それは遺跡よりも尊い暑い夜だった

          アンコールワットに行く決意をしたのは外的要因だった。 事故だったといってもいい。 春のとある週末。 ひょんなことから友人と日本海にほど近いとある町に来ていた。 1泊のちょっとした遠出。 商店街、城跡、水族館と方々に出向いたが、貧乏性な我々は徒歩での移動を好んだ。 歩く間は雑多な話をするのが常だった。 その時期、友人はラップのオーディション番組を見ていてラッパーの話題になった。 こんな動画があってさ、と供覧されたのがこれだった。 何の話? 何を聞かされているんだ、と思考が

        #6 往復書簡(トリカイと寝子やま)

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        • 往復書簡
          6本

        記事

          台湾、海のむこうに

          後方視的にみれば抑うつ状態だったのだと思う。 数年前の冬、気づいたら流涙することが度々あった。 当時の配属先は仕事量が多く、運悪くとある上司に目をつけられていた。 職場に向かう時点で憂鬱だし、帰宅してからも勤務時間の出来事を思い出して暗澹たる気持ちになっていた。 初めは「出勤したくない」という明確な気持ちでもって泣いていたのだが、段々と何に対するどんな感情なのかわからないまま泣くようになっていった。 それがいつしか、泣いている自覚がなく涙がでるようになった。 そんな状態が2

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          寝台と鳥と庭

          鉄道は二番目に好きな移動手段だ。 車窓の景色が次々変わるのが楽しい一方、駅での人の出入りにどうも気が散ってしまう。 車両ドアの近くにいると、もろに外気を浴びてしまうのも難点だ。 そんな飛行機派なのだが、どうしても乗りたい鉄道がある。 寝台列車だ。 シベリア鉄道に乗りに行く計画がかつて頓挫してからも、寝台列車への憧れが心の片隅にずっとあった。 ひょんなことからサンライズ出雲の存在を知り、俄然やる気になった。 早速きっぷを取ろうと試みるも、ネット予約できる時間が限られていて出

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