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#40 1人2人3人---見返りを求めた他者貢献

わたしの「他社貢献」の認識は、自分の意見を封印する。いわゆる「八方美人」だったようです。

その「八方美人」の裏には、他者への「期待」も、影を潜めて、いたようです。

八方美人は「自分を尊重せずに他者だけを尊重する」という考え方です。
一方、他者尊重は自分を幸せにするだけの手段ですから「自分を尊重したうえで、他人も尊重する」考え方です。

一般社団法人MIJW-水戸発夢を叶えるプロジェクト『哲学や心理学を学ぶ前に知っておきたい考え方の教科書』より引用

自分の意見を封印(自分を尊重しない)して、他人の意見に、話をあわせる。あっちにも、こっちにも「同調」することで、複数の自分が、生まれてしまいました。

学生のころに、よく「何を考えているか分からない」と、言われたのも、その時々で、相手に「同調」して、いたからなのかも、しれませんね。

学生の時、とある「イベント」に誘われます。自分の意見は「興味がない」ので、行きたくない。

でも楽しそうに、話す相手に「おもしろそう」と、「同調」する一方で、そのイベントに、否定的な、もう一人には、これまた「同調」し、そのイベントに「否定的な発言」をする。

自分の本音をきちんと伝えつつ、相手の意見も否定せず尊重するように心がけると、異なる考え方をしている両方から信頼してもらえるようになります。

一般社団法人MIJW-水戸発夢を叶えるプロジェクト『哲学や心理学を学ぶ前に知っておきたい考え方の教科書』より引用

当然ながら、そのイベントが、近づくにつれ「頭を悩ます」。行く行かない、どちらを「選択」しても、どちらかを「否定」することになる。

さんざん悩み、行くことを断れず、興味がないから、波長もあわず、しらけた雰囲気になり、もう片方からは、興味もないのに行く「何を考えているか分からない奴」になる。

どちらからも、好かれようと、それぞれに「同調」し、結局は、どちらも、「疎遠」になっていく、そんな繰り返しが、次第に煩わしくなり、人をますます、遠ざけるようになりました。

他者貢献に見返りを期待するのは禁物です。他者貢献をすれば言葉にして感謝してもらえるはずだなどと、期待しないでください
「なんで感謝しないんだ」などと言い出したら、その他者貢献は台無しです。

一般社団法人MIJW-水戸発夢を叶えるプロジェクト『哲学や心理学を学ぶ前に知っておきたい考え方の教科書』より引用

もう一つの、大きな勘違いが、ありました。相手に無理に「同調」して起こした「行動」を、「他者貢献」と、思っていたのです。

興味のない、イベントに、一緒に行ってあげたことを「他者貢献」だと、思い、一緒に行ったのだから、これからも仲良くしてくれる。そんな「見返り」を求めていたのかも、知れませんね。

ここ数年で、やっと、このような「行動」「他者貢献」ではなく、誰からも嫌われたくないという「見返り」を求めるだけの「八方美人」だと理解し、「自分の意見を伝える」また様々な、意にそぐわない誘いを「断れる」ようになりました。

見返りがなくても、「他者貢献をした自分」に満足できるように訓練しましょう。
直接的な見返りや感謝の言葉がなくても、結果として多くの人に感謝され、いつのまにか承認要求も自然と満たされることが少なくありません。

一般社団法人MIJW-水戸発夢を叶えるプロジェクト『哲学や心理学を学ぶ前に知っておきたい考え方の教科書』より引用

正直とても「承認要求」の強い人間だと思います。まだまだ何か「見返り」を、求めてしまう、わたしもいます。

「今」では、本当に参加したい、お手伝いしたいことを、依頼される「受動的他社貢献」は積極的にしていますが、自ら進んで「他社貢献」をしていくことは、まだまだ出来ていないので、訓練が必要なようです。

最後に、「相手の意見を尊重して、自分の意見を言う」ほうが、「生きづらさ」は、大幅に減り、逆に誰も、離れていかないのだなと、感じている最近の、わたしがいます。

#41「生きづらさ」を感じたら!はこちらから

引用させていただいた「本」


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