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#24 不規則勤務・お酒との付き合い方

厚生労働省の「国民健康・栄養調査結果」によると、生活習慣病のリスクを高める量の「飲酒」している割合は、「男性14.9%・女性9.1%」と書かれています。

不規則な勤務は、「睡眠不良」に悩み、就寝時に「お酒」の力を借りてしまうことはありませんか。「お酒」に頼ることは、良い方法なのでしょうか。

大量のアルコールは睡眠の質を下げるが、度数が強くても量が少なければその心配はない。

もちろん体質はあるが、飲んですぐに眠ることで、最初の90分、しっかりと深く眠れているのだろう。

西野精浩著『スタンフォード式 最高の睡眠』より引用

当書によると、「オペラ歌手」の多くは寝しなに、ウオッカを飲んで寝るそうです。上演時間が長く幕が下りるのが夜の10時や11時で、講演後の「興奮状態」ですぐには眠れないからだそうです。

私も「バス運転士」の時は、1日運転し疲れているはずなのに、寝つけないことがありました。オペラ歌手同様に「興奮状態」だったのかも知れませんね。

なぜ、「ウオッカ」なのか、アルコール度数の低いお酒を「ダラダラ」飲むより、高度数のウオッカを1口含んで、目を閉じるのが「入眠」には良いそうです。

最初の眠気のタイミングを絶対に逃してはいけない。

眠くなったらとにかく寝てしまわないと、その後、深い眠りは訪れず、いくら長く寝てもいい睡眠にはならない

西野精浩著『スタンフォード式 最高の睡眠』より引用

「飲酒」するしないにかかわらず「寝るタイミングを逃した8時間睡眠」より、「眠くなりすぐに寝た6時間睡眠」のほうが、体調が良いときが多いと私も感じます。

「お酒」の力で、無理に「眠気」を誘引したり、逆に「眠気」があるのにSNSのリプをするなどしたりせずに「眠気ないのに無理に寝ようとしない」「眠たくなったら寝る」のが最善策のようです。

私は「バス運転士」でしたので、勤務前日の飲酒は、休みの日でも厳禁で「お酒」の力を借りる事が出来ません。「眠気が来たら全てを投げ出して」寝てしまうことで「体調維持」に努めていました。

「少量の飲酒は健康にいい」というのは一昔前の誤った常識。
現在では、「お酒を飲まないのが最も健康にいい。

お酒を飲めば飲むほど、健康に悪い」と考えられています。

樺沢紫苑著『行動最適化大全』より引用

とは言え、勤務後の1杯が楽しみで「不規則勤務」を、頑張れている方も多いのではないでしょうか。

厚生労働省が発表している「適正飲酒量」を参考に「飲むか・飲まないか」「0・100思考」ではなく、上手に「お酒」と付き合い「不規則勤務」でも良質な睡眠と健康維持をしていきたいですね。

#25「不規則時間術」はこちらから

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