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伊勢神宮は自然の宝庫 神宮の森の貴重な自然を毎月ご紹介しています

 皆さんもご存じの、伊勢神宮。正式には「神宮」と呼ばれる日本人の心のふるさとです。
 国家神道の聖地とされるずっと前、およそ2000年以上前から神聖な場所として守られてきた、いわば日本の自然信仰の聖地です。

 特に五十鈴川をそのご神域に含む内宮は、樹齢1000年近い樹木の森に守られて、正宮参拝の際に、その参道や御手洗場(みたらし)などで、季節ごとに日本固有種や絶滅危惧種の動植物に出会えるありがたい聖地です。

 birdfilmでは、2016年の「五十鈴川を行く」という番組を取材、制作、放送させていただいて以来、伊勢神宮の自然と祭事を、毎月コツコツ取材させていただいてきました。
 その貴重な映像をCBCテレビ(TBS系)の夕方のニュース・情報番組「チャント!」の中の「伊勢の森」というコーナーで、毎月放送させていただいています。
 

内宮参道で出会えるミカドアゲハ

 また「伊勢の森」のコーナーでは内宮の自然のみならず、その背後に広がる、一般の人は立ち入ることが許されない神聖な「神宮宮域林」を、特別な許可をいただいて1年間取材させていただいた、貴重な映像も交えてご紹介しています。
 そこには、本州南部の照葉樹林そのままの自然が残され、貴重な生きものたちが昔のままの姿で息づいています。
 まさに「日本人の心のふるさと」の大昔から変わらぬ自然の姿を、今に伝えてくれているのです。

五十鈴川に生息する絶滅危惧種のアジメドジョウ

 2023年9月のCBC-TV「チャント!」で放送予定の「伊勢の森」では、内宮で春や秋によく聞こえる神秘的な鳴き声の小鳥や森の中の池に棲む赤トンボ、神宮宮域林の五十鈴川の魚たちやエビの姿など、9月の神宮の魅力をご紹介します。

内宮の御池(みいけ)のリスアカネ

 今後も毎月、「伊勢の森」の魅力をご紹介していきますので、ぜひ定期的に、この記事を覗いてみて下さい。
 そして、神宮ご参拝の際には、ぜひ周りの自然にも、目を向けてみて下さい。美しい花々や生きものたちの姿に、きっと心癒されることと思います。

内宮のヤマザクラ(3月下旬)


特別な許可を得て、五十鈴川上流部を取材する増田ディレクター

 文責:birdfilm 撮影・脚本・監督 増田達彦 2023.09.06.