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2023年年明け家族旅行in芦原温泉♨️

今年も残すところあと50日を切りました。年末年始のご予定をすでに考えている方も多いかと思います。
まだこれから考えるという方に、ぜひ足を運んでいただきたい場所の参考に、今年のお正月に我が家で行った家族旅行について、今回は紹介したいと思います。

それは、福井県あわら市にある「芦原温泉」です。
福井県と言ったら、今年7月にリニューアルオープンした「福井県立恐竜博物館」が有名ですが、実は他にも魅力的な場所があります。
私達家族が訪れた今年1月は、まだ恐竜博物館はリニューアル工事中。芦原温泉駅も改修工事中でした。

我が家は、毎年、年末年始は、大晦日までわさびの仕事や大掃除で忙しく、年が明けて、ゆっくり地元で過ごすことが定番で、こうして、お正月に家族で出かけたのは、2020年の天皇杯サッカー観戦以来。
また、当時、小学1年生と小学4年生の息子たちは、だんだん自分達が興味がある場所しか行きたがらない。今回は「新幹線に乗ろう」と誘って、なんとか息子達に旅行に承諾してもらいました。

伊豆から福井県芦原温泉までは、名古屋・米原経由で約5時間半。米原駅からは特急しらさぎに乗っての旅。
途中、車窓から真っ白な雪景色を見ながら、ワクワクと寒さに慣れないドキドキ感を抱きながら、芦原温泉駅に到着しました。

改装中の芦原温泉駅
恐竜に会えたのはここだけ。それでも嬉しそうな次男。
駅前の昭和レトロな食堂でお昼ごはん。
福井県と言ったらソースカツ丼

今回旅行に行っておすすめの場所を3つ挙げたいと思います。

1.目的地になる旅館

今回、福井県へ家族旅行を決めた一番の目的は
「ホテル八木」さんに泊まること。「ホテル八木」さんをご兄弟で経営されている八木司さんとは、木下斉さんのオンラインラボ(LDL)でご一緒させていただいていて、ホテル八木さんの先代から受け継いだ時に、兄弟で大きく経営改革をしてきたお話や、「コンセプト」をはっきり打ち出し、ターゲット層を明確にした経営戦略に取り組んでいる話を伺っていたので、ぜひ一度は訪れてみたいと思ったホテルです。



「ホテル八木」さんのコンセプトは
「気兼ねなく、心地よく。」

思い思いの過ごし方で、
リラックスし、時間を忘れる宿。


美食と心地よい空間、心配りで、
“季節”と“福井”を感じる
贅沢なひとときをご提供いたします。

お客様が心をときほぐし、
第2の我が家のように、
気兼ねなく過ごせるように。

古き良き老舗旅館提案する、
“今”の過ごし方のスタイルです。

ホテル八木HPより抜粋

芦原温泉駅からタクシーで10分ほど。
(東尋坊行きのバスに乗っても行けます。)

到着時、びっくりしたのが、想像以上に門構えから立派だったこと。
老舗旅館だというのが、ぴったりでした。

お正月ということもあり、入り口には立派な門松。

ただ、老舗旅館でありがちな、従業員が一斉に並んでのお出迎えはなし。
その代わりに丁寧に淹れられたお茶とパティシエお手製のウェルカムスイーツ。
そして、暖かな焼きマショマロを焼くおもてなしで迎えていれてくださいました。

玄関入ってすぐに飾られている画家荒井良二さんの絵画と絵本が出迎えてくれます。
フロントはなし。入り口が開放的でありながら、とても洗練されていて気持ちがよい。
お正月らしいお出迎え。
広々とした客室にお布団がひかれていて、子どもたちは、大興奮!早速、テレビをつけてくつろぎモード。
客室のお茶うけのお茶菓子。このお煎餅がめちゃくちゃ美味しい。地元のお煎餅屋さんに特別に作ってもらっていて、非売品らしい。お茶菓子を手抜きせずこだわりが素晴らしい。
フロントには、お土産売り場はなく、ライブラリーがあります。ここでは、ディナー後にスイーツをいただきながら、本を読めるサービスもしていました。
ずーっといれます。

本当にコンセプト通り、「気兼ねなく、心地よく」を徹底的に考えられています。

さらに、外から見ると立派な高層の建物のホテルの割には、館内は、団体客もいなく、バタバタしている雰囲気もない。
八木さんに聞いてみると、今稼働しているのは、別館のみ。本館は全く使ってない状態で宴会場も使っていないのだそう。
旅館業はどこも人員不足が深刻な状況。宴会客や団体客を受け入れることをやめ、家族旅行にフォーカスを絞った経営に大転換したのだそう。
立派な庭園を眺めながらのラウンジがあったり、本当にゆっくりとつくろぐ空間があちらこちらに散りばめられています。

夜になるとライトアップされた庭園と焚き火の演出。
食事処とお風呂の間にもくつろげるスペースが。
朝のラウンジからの庭園。
開放的な空間。右側がラウンジと左側が食事処。

そして、「ホテル八木」といえば、
旬の食材を出来立てでいただく至極のビュッフェ。
これを目当てにくるお客様も多いはず。
夕食・朝食とも「旬の食材」を「手作り」で「出来立て」をいただけるこだわり尽くしたビュッフェスタイル。そして、専属パティシエがつくる季節ごとに変化するスイーツたち。
目にも豪華で美味しい料理と季節のスイーツを思う存分いただけます。

入り口からテンションが上がります。
美しい前菜小鉢たち。
正月らしく御節も並んでおりました。
子どもが好きなメニューもたくさん用意されています。
若狭牛のすき焼き✨
地魚のお寿司も豊富。
和牛を使った牛すじとローストビーフのお寿司まで。こだわりが伝わってきます。
白子がめちゃくちゃ美味しかった。
富山の地酒も別料金ですがいただけます。
蒸し鮑✨
スイーツコーナーも豪華✨


ビュッフェスタイルが嬉しいのは、子ども達が好きなものを選んで好きなだけ食べられること。
子ども達はどうしても好き嫌いがあります。ただ、自分で好きなものを選べるのは、子どもにとってもストレスがなく、楽しみながら食事ができます。
ホテル八木特製のドレッシングも絶品です!

そして、お風呂とサウナ。

温泉入り口の粋な空間
子どもサイズの浴衣も揃っています。

自家源泉掛け流しの天然温泉は24時間入浴可能でセルフロウリュウ・アロマサウナもあります。また、浴室入り口にはズラリと並んだシャンプーバイキング。お好きなものを利用できます。
またベビーベッド、オムツ専用ゴミ箱の完備も、子連れには嬉しい。
サウナには外気浴時に水分補給ができるよう小さな冷蔵庫用意されている心配りがまた嬉しい。

そして、ライブラリーがとても充実していて、絵本だけでなく、漫画や雑誌も充実しています。
ずーっと居たくなり、時間を忘れて過ごせたましした。
まさに、目的地となる旅館でした。

大人も子どもも一緒に楽しめる絵本が揃う。
ちょっとした絵本が置かれている小部屋。こうした個室の方がゆっくり読める。
八木さんお世話になりました!

八木さんもnoteで発信しています。気になった方はぜひご一読ください。

2.越前松島水族館

ホテルから日本海へ抜ける「東尋坊」行きのバスに揺られ、15分ほどで行ける、日本海三国町崎にある水族館。開館は1959年と老舗水族館。
フンボルトペンギンの散歩やスケルトル水槽など、工夫を凝らされていたり、日本海に暮らす生き物を間近に見たり、触れたり。色々な角度から魚たちを観察できて、とても楽しかったです。海の生き物が好きな子どもには、ぜひオススメのスポットです。


高級魚「クエ」だらけの水槽。
数日前に水揚げされた「ダイオウイカ」子どもたちは大興奮。
太平洋側ではなかなかお目にかからない貝類も展示されてました。
エイや鮫がいっぱい
スケルトル水槽
海の生き物に触れられたり、食事をあげるスポットがいくつもあります。

3.東尋坊

福井県の景勝地といったら「東尋坊」。
日本海の荒波に削られた断崖絶壁の柱状節理群。巨大な柱状の岩(柱状節理)が約1kmにわたり海岸線に広がる豪快な景観が魅力的です。
太平洋しか見たことがない子ども達に、日本海を一度見せたかったので、まずこの場所に行きました。
行った日は、めちゃくちゃ寒かったので、カフェに居る時間の方が長かったですが、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

荒々しい冬の日本海。20代に初めて日本海を見て、海の見え方が反対なのがとても新鮮に感じた記憶を思い出しました。
前日、実家に泊まりダウンジャケットを忘れて福井へ来てしまった長男。寒すぎてカフェで待機。温かい場所があってよかった。

他にも、八木さんから子連れで楽しめる福井市内のスポットをいくつか紹介していただきました。その中の1つが福井県坂井市にある児童科学館「エンゼルランドふくい」。ここはぜひ次回行ってみたい場所でした。

今回は1泊の旅行だったので、慌しく帰ってきましたが、ぜひ、福井旅行を計画する際は、2泊3日以上で計画することをオススメします。
また、年末年始は、帰省も含めて鉄道などの公共交通機関が満席(特に特急)になるので、チケットのご予約はお早めに。

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