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一作目「Archimedes」のおはなし


こんにちは、バイオ濃度です。

今回は私の処女作である「Archimedes」のお話をしようと思います。



この作品はマジカルミライ2020のコンテストに応募した曲です。

かねてよりボーカロイドで曲を作ってみたいなぁと思っていたので

「これを機にやってみるか!」と意を決した次第です。


もしやライブで演奏されるのでは、、、ぐふふ、、、


皮算用にも程がある期待をしていたのも事実です。

ほんとすいませんでした。ただ世界を知らなかっただけなんです。



とはいっても、いきなり曲を作れるわけでもないので

参考となるような曲を片っ端から聴いていきました。

メロディーや伴奏でパk、リスペクトした部分が多いので

もしかすると「ここ、あの曲と一緒なのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

正直、着想無しでゼロから作るのは不可能に近いです。お許しください。



曲調が決まれば次は歌詞です。

2作目の「Copernicus」も聴いてくださった方はお分かりかもしれませんが

ある科学者にまつわるテーマで歌詞を書いています。

本作は、有名な科学者の中で最古の人物ともいえるアルキメデスです。

そして、もちろんテーマは浮力

これはアルキメデスの原理として知られていますね。

F = ρVg(F : 浮力  ρ : 流体の密度 V : 流体中の物体の体積 g : 重力加速度)

のような式を高校生のときにみたことがあると思います。

簡単に言えば、ある物体が水などの流体中に存在するとき

排除された流体の体積分の重力と同じ力が上向きに発生することです。

(あってるかな???)

有名な例として、中東にある死海という湖をご存知でしょうか。

この湖は、塩分濃度が約30%と非常に高くなっており(一般的な海と比べるとなんと10倍!)、水の密度が人間の体の密度よりも大きくなっています。

そのため、体にかかる重力よりも水が持ち上げる浮力の方が大きくなり

ぷかぷかと水面に浮かぶことができるというわけです。

気になった方は是非もっと調べてみてください!笑



ぼやっとしたテーマと歌詞を考えた後、実際にDAW上での曲作りに取り掛かったのが、応募締め切りのおよそ1か月前だったと思います。

一番苦労したのがギターの録音でした。

「ギター持ってるとなんか音楽やってる人っぽい」という不純な動機で衝動買いしてしまったのですが


全然弾けない、、、


曲を聴いていただければ分かるようにソロやリフなんて全くありません。

至ってシンプルなバッキングだけです。

ギター演奏者からすると死ぬほど簡単なフレーズだけなのに、ひーこらひーこら言いながら練習しました。

BPM186で八分のブリッジミュートなんて人間ができるもんじゃねぇ!と軽く絶望していたのもいい思い出です。

ついにはあまりにも下手すぎるので、ギターの稚拙さがバレないように弦楽器や管楽器などでごまかすという暴挙に出ました。姑息すぎる。


ちくしょう、、、上手くなりてえな、、、!(更木剣八顔)


その他にも「ベースラインとは一体?」「ミックスの正解とは一体?」となりながら、目指すゴールも分からないまま手探り状態で進めていきました。

4分30秒に収めるためにイントロや間奏を急遽変えたり、

ライブを意識して最後にシャウトを入れたり。(意外と調声大変だった)



このような紆余曲折があり、苦労の末に完成した曲です。

途中、コンテストの応募曲を聴いてそのクオリティの高さに頭を抱えることもありましたが

最後まで完成させ、コンテストにも応募してよかったです。

活動を始める良いきっかけになりました。

来年以降も同じようなコンテストがあれば積極的に応募したいです!!

私の性格上、きっかけがなければ重たい腰も上がらないので。笑


それでは、また。







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