プロフィール

伊藤 奈菜(いとう なな)|自然派ランドスケープデザイナー

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・経歴
岡山県瀬戸内市生まれ、千葉、静岡などを転々としながら育つ。現在は千葉県在住。

早稲田大学理工学研究科を卒業後、東洋エンジニアリング株式会社に入社。韓国、インドネシア、インドでの海外長期駐在経験をしながら、プラント建設のプロジェクトエンジニアとして働く。仕事は多忙であったが、仲間や上司に恵まれ、たくさんの勉強をさせてもらった。9年間勤めた後に退社。(写真:一番左にいるのが私。インド在住時)

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仕事が忙しい時にいつも元気をくれていた旅先での自然の風景の持つ力に興味を持ち、京都造形芸術大学ランドスケープデザインコースに入学。「里山」「雑木林」「パーマカルチャー」などをキーワードに、2年間ランドスケープデザインについて学ぶ。(写真:卒業制作の模型)

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卒業と同時に、栃木県芳賀郡益子町に雑木林の中の築40年の空家を手に入れ、千葉との二拠点生活をしながら「益子の住み処」として日々庭づくりに奔走中。

2020年には”bio-landscape”を立ち上げて、地方の放置されかけた土地を、生き物が住まう豊かな場所に生まれ変わらせるランドスケープデザインを提案することをライフワークとして活動を始めたところ。

・想い
子供の頃から環境問題に興味を持っていた私は、環境に負荷をかけない生き方をするために、なるべく地球に迷惑をかけずに生きていくことが大事だと信じていました。それが、ランドスケープデザインを学んでいく中で、別の考え方があることに気づきました。

ランドスケープやパーマカルチャーでは、生物多様性を大事にします。豊かな生物多様性を育むことで、より美しく、機能的で、それでいて人にとっても心地の良い場所になるのです。(写真:パーマカルチャー農園。ここで触った土の心地よさが忘れられない)

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ここで疑問が浮かびました。地球上のあらゆる生き物は、存在して生きてゆくことで、この地球を美しくすることができるのに、人間だけが地球に迷惑をかけずに我慢をして生きていかなきゃいけないなんて、なんて悲しいことなんだろう。環境問題に対して、別の考え方はできないだろうか。

それぞれの生き物が、この地球の生態系を構成する上で欠かすことができない一員です。それは人間も例外ではないはずで、この地球が地球上に人間が存在していることには、ちゃんと理由があるはずです。私は、人間がこの地球上に存在する理由は、「人間が持つ知恵」にあると考えています。

人間には、他の生き物よりも多くの知恵があります。この地球がより美しく、機能的で、豊かになるには、人間の持つ知恵が欠かせないのだと思っています。

私は、ランドスケープデザインを通じて、人が心地よく過ごせる空間をつくっていくことで、地球がより美しく豊かになるような、そんなデザインを提案していきたいと思っています。

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