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益子の住み処#7 濡れ縁側のしっとり植栽デザイン

今日も雨が降り続いていますね。関東は大雨の被害は少なかったものの、こんなに雨が続くと、日照時間も不足しますし、農業への被害などが心配になります。

今回は、以前紹介した「迎える庭のデザイン」の一部の植栽デザインについてお伝えしたいと思います。
そのスペースがこちら↓のスケッチで示す場所になります。居間の掃き出し窓の横のスペースになります。

図1

まだ設置していないのですが、今後ここには小さな濡れ縁を設置する予定で、この濡れ縁に座りながらしっとり眺められる植栽スペースがあればいいなと思っていました。

前の住人さんが芝をひいていたみたいなのですが、ヤブランが自生していて、更に今年になってなぜかユキヤナギが芽生えました。きっとどこかのお庭から種が飛んできたのですね。せっかくなので、このヤブランとユキヤナギを使って、このスペースの植栽を考えたいと思います。
そして、ここの目玉はメダカ鉢です。水面があることで、たくさんの生き物が来てくれるので、メダカ鉢をここに置きたかったのです。

こちらが植栽プランになります。

濡れ縁スケッチ

植栽リスト
・ヤブラン(自生)
・イヌシダ(自生)
・ユキヤナギ(自生?)
・ローズゼラニウム(蚊よけとして。苗はネットで購入)
・コデマリ(付近の道の駅で苗を購入)
・ムラサキシキブ(周辺の雑木林に自生しているが、ここでは購入した苗を使う)
・アオキ(自生していたものを移植)
・ヒメスイレン(メダガ鉢の中。苗はネットで購入)
・ミズトクサ(メダガ鉢の中。苗はネットで購入)

水面があることで、蚊が来るんじゃないかと心配される方もいると思います。その対策として(それだけじゃないですが)、鉢にはメダカを泳がしてボウフラを食べてもらいます。
また、ベニシアさんがある本で紹介していたのですが、ローズゼラニウムの香りが蚊よけになるそうです。こちらは在来種ではないので、気持ちの問題かもしれませんが、鉢植えにして他の植物と混ざらないようにします。
その他、周辺の雑木林に自生している、アオキ、イヌシダ、ムラサキシキブを植栽します。

5月の晴れた陽気の日、作業を開始しました。作業手順は、以下の通りです。
① 土を30cm程掘り起こす
② 掘り起こした土をふるいにかけて、根や石を取り除く
③ 腐葉土(周辺の雑木林から拝借)を加えて混ぜる
④ 土を少し踏み固めてから、植栽をする

猫の額ほどのスペースですが、植栽する前段階の準備(①~③)の作業が本当に大変です!これは、やってことがある人にしかわからないと思いますので、ぜひやってみてください!笑

5月当初に出来上がった植栽がこちらです。雑草除けに化粧砂利を敷きました。

濡れ縁植栽

心なしか、メダカが気持ちよさそうに泳いでいる気がします。
今後、この場所にちゃんと根付いてくれるものと、ちょっと合わなそうなものと色々出てくると思うので、植物達の様子を見ながら少しずつ手入れをしていきたいと思います。

そして6月下旬、植栽達も元気に育っていてます(雑草も笑)。

めだか鉢

水面があることで、人によっても生き物にとっても、居心地の良い空間を目指して。

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