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涙の理由

こんにちは、ビビビ崎ビン太です。
皆さん変わらず
「よく食べよく眠りよく韓ドラ」
やってますか~?
さて今日は、「涙」についてつらつらと書いてみたいと思います。

よく泣く

私は韓ドラを見てよく泣くんです。
ほんとによく泣くんです。
娘に
「お母ちゃんまた韓ドラ見て泣いとんか…」
って言われます。
で、泣いたー!ってSNSで呟きます。
そうすると、「わかります!私もそのシーン泣きました!」みたいなリプライが来て、「同志よ~!」となるの、あるあるですね。
しかし中にはわざわざリプはしなくても
(ん?そのシーンで泣いたのか…?)
なんて人もいるでしょう。
そりゃそうだ。当たり前にいます。
感情は人それぞれ、泣きポイントも人それぞれですからね。

例えば、これは言ったことがないのですがおそらく私だけ(?)が泣くような、とあるドラマのシーン。
海のシーンで仲間でキャッキャ楽しげにしてるところ。(初見、後の内容を知らない時)
ドラマの中で登場人物全員が海ではしゃぎながらめちゃくちゃ笑ってるようなシーンです。
何気ないシーンなのに私はボロ泣きしてしまう、そんなことがありました。顔がぐしゃぐしゃになるほどに。

それはですね…海での思い出、仲間との思い出、そしてそして…私の大切な人がいなくなってしまった。そんな思い出が、一気に心の箱から流れ出てしまったのです。
ドラマのストーリーに入り込んで涙が出ることはもちろんよくありますが、こうやって自分の思い出に重ねてしまい涙がこぼれることもあります。それがすごく楽しいシーンであっても。

SNSで見かけたお話

ところでつい最近、SNSでこんなお話を目にしました。
(私が簡単にまとめています)

**********
大好きな推しに初めて会えて、嬉しくて嬉しくて泣いてしまった。
それを見て近くにいた人が "泣くほどのことか?" と笑いながら言った。
人それぞれ感性は違う、そうやって笑うのはおかしくないか。
幸せな日だったのに、辛く嫌な気持ちになった。
**********

この人の涙は、大好きにな推しに初めて会えた喜びと感動の涙だったと思います。
コロナ禍で鬱々とした日々に、幸せをもたらしてくれた推しという存在。
楽しいことが増えて生活にハリが出て、もしかしたらこの人の人生の転換期になったかもしれません。
涙が出るほどの嬉しさ、胸が震えた気持ち、私にはわかります。

また、このようにSNSで語られてなくても、ライブやファンミで涙を流されている人は多くいるでしょう。
この場が楽しくて嬉しくて涙が出る。会いたかった人に会えて涙が出る。素晴らしい音楽に感動して涙が出る。今まで頑張ってきた自分を振り返り涙が出る。辛かった日々を思い出し涙が出る。ここに一緒に来たかった人、もしかしたらもう会えない人を思い出して涙が出る…
などなど、きっといろんな人がいると思うんです。

「泣くほどのことか?」とは、言った人の基準で放たれた言葉なんですね。
涙の背景には人それぞれいろんなことがあります。どんな日々を送ってきたか、どんなことを経験してきたか…本当にさまざまだと思います。
だから、泣いている人に対しては黙ってそっとしておいてあげたいですね。
嘲笑するなんてもってのほかだなと私は思いました。
このお話をされた人へ。
素敵な思い出だけを心に残して、嫌なことは忘れてくださいね。
あなたに幸あれ。

私だけの涙


"歳をとると涙もろくなる" とよく言いますが、これは長く生きているとそれだけいろんな経験をしているからだと思います。
いろんな経験をして、その経験の数だけいろんな感情も持ってきました。
感情の種類も増えるのだと思います。
韓ドラを見て、私が感じたあの時の気持ち、あの日の気持ち。何となくあの時代のことを重ねてしまう。
そうやって、本来のストーリーとは別のところにある、その人ならではのストーリーで涙することもあると思うのです。
それは、他の人にはわかってもらわなくてもいい。自分だけが大切に心に持っておくもの。そんな気がします。

涙の理由は人それぞれ。
もっというと、理由なんてなくて涙そのものがひとりひとりのもの。
流すことも、こらえることも、ひとりひとりの心ですね。
私は何が言いたいんでしょう。わからなくなってきました。
とにかく、どんな涙も素敵だ、みんな素敵だ、いつ泣いてもどんな瞬間に涙が出ても、それはみんな今を生きているから。自分だけのものだから。

いいドラマに出逢って、素敵な人に出逢って、素晴らしい音楽に出逢って、かけがえのない経験をして… "私だけの涙" を流しましょ。
そんなことを思いつつ、今日も「あぁもうこれ、わっかるわぁ…(泣)」とティッシュ片手に韓ドラを見る私なのであります。
「お母ちゃんまた…」と言われながらも。





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