私の転職活動期 〜北京での長期インターン、再就職
ビントウ(@bing_tou)です。
今回は新卒で入社した会社を退職後、中国での長期インターンを経て日本で再就職(キャリアチェンジ)した経験をまとめていきます。
過去の私のように、新卒でのキャリアの方向性に悩んでいる方、海外経験を積みたいが帰国後の再就職が心配だという方の参考になれば幸いです。
<新卒〜退職〜再就職までの時系列>
2014年: 22歳 新卒、四国から上京(オフィス機器法人営業)
2015年: 23歳 退職
2016年: 24歳 北京へ
2017年: 25歳 日本で再就職(中国越境EC担当→開発ディレクター)
1) 中国に渡るまでの経緯
地方の大学から東京に憧れて就職で上京するも、実際にやりたいことや成し遂げたいことは何なのか中身がないままの日々。
そんな中、新しい人間関係や環境に身を置く中で「IT業界」のカルチャーへの憧れと高校時代からぼんやりと胸にあった「中国」で働きたいという思いが交差するように。
しかしその時点で何のスキルも持ち合わせていなかったため、1年間の自己投資として「直接中国に行って実績を作ってこよう」と考えました。
以下のnoteで詳しく記載していますので、気になる方はぜひご参照ください。
2)北京での日々
2016年の約1年間を北京にある会社で過ごし、具体的にはタオバオ店舗の運営補助、日系企業の進出PR支援を経験させていただきました。
インターンシップとは言えなかなかヘビーな内容で、PR支援に関しては百度でのSEO対策からWeChatの企業アカウント運用、Weibo運用、KOLへの投稿依頼、オフラインイベントまで何でもやりました。
この時に「私は興味がある分野だったらこんなに働けるんだ・・・」と新しい自分を発見することかできました。
中国での実生活を通して触れることができたテクノロジーの数々、現地のカルチャー、オフラインとオンラインが繋がる仕組みと構図を実体験できたことは大きな経験となりました。
3)転職活動記
帰国のおおよそ1ヶ月半前から転職活動を実施しました。
中国にそのまま残ると言う選択肢もあり面接をしたりもしましたが、経験を日本に持ち帰りたいという気持ちが強かったため基本的に日系企業しか受けていません。
流れ
エージェント登録(キャリトレを利用)
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エージェント面談(中国帰国者の再就職支援に強いエージェントさんもいらっしゃいました)
↓
書類選考(15社)
↓
Skype面接(10社)
〜帰国〜
面接(5社)
↓
最終面接(3社)
↓
内定(1社)
帰国後の面接のアポは帰国前に全て確定させていました。
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転職活動を自己分析してみます。
■会社探しの軸
・IT系ベンチャーで、中国の事例を取り入れる柔軟さがある会社
・支援会社ではなく、事業会社であること(自分ゴトで取り入れられる)
■大変だったこと
・帰国後に十分な就活資金がなく、東京での滞在費などが辛かった
・逆に日本での経験が圧倒的に少なく肝心の課題感を洗い出せなかった
■やって良かったこと
・中国滞在時に100記事ほど書いていたブログを評価してくれる会社があった
■不採用になってしまった理由
・中途の即戦力採用の基準から見ると「経験不足」と返事をいただくことがあった(人事評価が良くても現場評価が低い)
・パッションばかりで冷静に課題を分析して自分ならどう解決できるかの提案が弱かった
■内定がでた理由
・自分の経験と一番親和性があり「役に立てる」と思えた
・事業立ち上げ時期であり、緻密なスキルよりも荒くてもいいからゴール地点までドライブできる人材(中国市場への大まかな理解と中国語力)が求められていた
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内定をもらった1社は天猫国際店のオープンをしたいがなかなかまとまっていないという状況であり、自分の経験からまとめた中国EC業界マップ、相性のいいKOLリストを持参したりしました。(中国語の会話力テストもあった)
事業を立ち上げられる人をとにかく探しているという状況に巡り合うことができました。
4)現在の環境
現在は越境EC事業全般から国内ECの開発ディレクションへと環境が変化しました。
画面と機能のコンセプトを自分で考え、チームで作り上げていく過程が楽しく、今はここを極めたいと思っています。
自分の専門分野と中国経験との掛け合わせは、個人で更新しているTwitterなどを通して模索&実験をしています。
5)まとめ
ファーストキャリアからドンピシャで理想の進路に進めている人やピカピカのキャリアの方が語るキャリア論が参考になる人は一体どのくらいいるのでしょうか。
私はファーストキャリアが人生を決めるなんてことはないと思っています。
働く中で新しい理想像や選択肢が見つかることもあるし、自分の気持ちを尊重して変化を起こす行動していけばきっと何かしらフィードバックがあります。
今いる環境から出ていくことが怖い人も、実は外の世界では意外なところを評価をしてくれる人がいたりします。
そして現場で求められているのはフルスペックのスキルではなく「現場で確実に役に立つ力」です。
全て過去の自分に言えることなのですが、もう少しハードルを下げて、自分の気持ちを尊重して行動する方が増えるといいな・・と強く思います。
そして、この記事が誰かの参考になれば凄く嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
最後まで読んでいただきありがとうございます!!!!いい一日になりますように!