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映画やドラマやアニメーション

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映画観賞のドラマ、アニメーションの備忘録や感想。ネタバレは書かない感想。
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「日本沈没2020 」冒険的な野心と、その代償

[Netflix]日本沈没2020(全10話)を、一気に観た。 日本沈没は、SF小説の巨匠、小松左京の原作でこれまで映画化などがされている作品だ。 さまざまなクリエイターが手掛けている「ある種の手垢」のついた作品だけに、湯浅監督のガチなクリエイティビティが試されることになった。 映像美、音楽、構成、作品から醸し出す雰囲気はさすが湯浅監督!と素晴らしく、個人的に絵が大好きなので、安心して楽しみながら観ることができた。 しかし、ストーリーは「フシギ」の一言に尽きた。私は、もとも

ベルギー発、極上のエンタメ!

「太陽が昇ると死ぬ」 これが、ドラマのベースになっている。登場人物はひたすらに太陽から逃れるため、決死の逃避行を繰り広げ、国、人種、宗教、職業、性別、状況、などのあらゆる観念の極限を問われる。 ネタバレをするつもりはない。 このドラマの最大の肝は、「全員が本気の命懸け」というところにある。 切羽詰まった人間の言動や行動が意外な展開を作る。普段なら問題も起こらないような些細な出来事が事件に発展し誰かを死に至らしめる。 常々、ドラマによっては、時にはマヌケの存在が主人公

「武器とアクション。血の説得力」

韓国映画の実力を高めている要素の一つに、 格闘シーンがある。 しかも、香港映画にあるようなカンフーアクションではなく、アメリカのハリウッド映画由来の軍の格闘術を取り入れている。 ソビエト連邦時代からあるコマンドサンボが原型のハンド・トゥ・ハンドや、イスラエル発祥の格闘術で世界最強と言われるクラヴ・マガが採用されており、みているだけでリアルさが伝わる。 これは、国に軍の有無が関わるので、また別の話になるのだろうから、あまり触れないが、日本にはそう簡単には真似できないだろう。

日本よ、50代の俳優の主演映画を増やそう!!

本格的に韓国映画を観はじめて3ヶ月。 この映画もおもしろかった! 「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」だ。 かなり、おすすめします。 私、この俳優が好きだなぁ。 ソルギョングさん。 殺人者の記憶法もこの方だったけれど、まったく別人の配役に驚きまくりました。 しかし韓国の俳優は、脚本に恵まれているのか、俳優の実力が映画を支えているのか、絶妙なバランスの良さである。 それから目を見張るのは、実力派俳優の層の厚さと個性俳優の豊富さにあるだろう。 とりわけ、50代の俳優が圧倒的な存

「全24話、怒涛の反日ラブロマンス」

いやぁ、観たみた!!1本70分✖️24話。28時間。3日に分けて。 韓国映画から門をくぐり、ハマりにハマり、いつしかドラマをみるようになって、仕舞いには反日ドラマに感動するようになるとは思いもよらなかった。もう気分は朝鮮人である。 ネタバレ的発言をするつもりはない。 だが歴史上、侵略した日本軍が朝鮮に対して壮絶な爪痕を残した事実があったことを認めた上で、この作品と向き合わなければならない。 作品とは、どこを切り取り、どう描くかによって伝わる印象がガラリと変わる。 極端に言

韓国映画とコロナ休業

6月12日、店を始められるようになり怒涛の生活が続いている。 働けることはありがたい!が、身体は正直に悲鳴をあげている。涙 お休みだった4月と5月。 生まれて初めての超特大連休?にすっかり身体が怠惰に飼い慣らされてしまった。もうヘトヘト。少しずつ、体力回復に身体を鍛えねばと思っている。 4月初旬、コロナの恐怖、仕事ができない、収入がない。 不安で免疫が低下しないよう、極力好きなことだけを生活の中に溢れさせることに決めた。とはいえ、巣篭もりの身分で好きなものと言えば、映